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今年も5.3憲法集会へ

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 集会名はフルネームで「平和といのちと人権を!許すな!安倍改憲発議 5.3憲法集会」、会場は東京臨海広域防災公園である。メイン集会は13:00に始まり、高田健さんの主催者あいさつの後、メインスピーカーのトップに立ったのは湯川れい子さんである。湯川さんは自分が戦争体験者であると語り、残りの人生は9条を守ることにかけると発言した。今日の集会にも遠方での予定を切り上げて参加したそうだ。お話しの終わりに、写真を一枚撮らせてくれ、Twitterに投稿するからという。今日、アップされていた。
 立憲野党からのあいさつには枝野幸男氏、玉木雄一郎氏、又市征治氏、伊波洋一氏ら各党とも党首が参加していた。夏の参院選に向けて野党共闘に本気になってもらいたいし、衆参同時選挙も取りざたされている中、候補者を譲り合うだけの一本化ではなく、選挙協力の態勢づくりを強力にすすめて欲しい。国民の選択に耐えるためにも政策協議を急ぐことも必要だと思う。社会保障を立て直す国民会議、玉城デニー沖縄県事からはメッセージが寄せられた。
 市民連合の訴え・リレートークでは朝鮮高校無償化を訴えた東京朝鮮中高級学校の合唱団が歌ったアリランと赤とんぼの並行コーラス、貧困格差とくに女性労働者の実態を訴えた本田由紀さん、外国人労働者の実態について問題提起した移住者と連帯する全国ネットワークの鳥井一平さんの発言が印象強かった。福島原発告訴団の武藤類子さんの報告と訴えも、改元や来年の東京オリンピックとともにリセットされてしまうことを許さないためにも重要だと思った。
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 時間軸が前後するが、小室等が獄友イノセンスバンドとしてオープニングコンサートに出演するという情報は総がかり実行委員会のHPで知った。小室等が若かりしころ、ピート・シガーがとある公民権運動の集会に現れると聞いてアメリカまで会いに行ったと、その時の写真付きで紹介したTV番組があった。そのとき、小室等に対して昔からいだいていた印象が変わった、ということがあった。これまでこういった集会に顔を出したという記憶がなかったので、ぜひ見たいものだと思った。会場への到着が12:00を過ぎてしまったので無理かなとあきらめかけていたら、ちょうどスピーチと演奏の合間だった。これまでとは違った一面が見られたように思えてうれしかった。バンドのメンバーのうち、こむろゆいは小室等の娘、谷川賢作は谷川俊太郎の息子だそうだ。他に河野俊二が加わっている。当日はつじきつよし、内田勘太郞も参加していた。
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 今年も渓流9条の会が仲間を引き連れて参加していた。
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 参加者は6万5000人と発表された。


 
 

by yassall | 2019-05-04 14:26 | 日誌 | Trackback | Comments(0)

新座市栄・池田九条の会 安倍政権のもと、ここまで変わる自衛隊

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 4月21日、新座市「栄・池田九条の会 講演と春の風コンサート」が福祉の里で開催された。私としては渡辺治氏が講演した昨年に引き続いて2回目の参加だが、会そのものは結成13周年を迎えるという。この日はあたかも統一地方選後半戦の投開票日。それもあってか、盛況だった昨年に比し、確かに参加者は少なかった。だが、内容は実に濃いものであったと思う。
 講師は大内要三氏、1947年千葉県生まれで元朝日新聞社出版本部編集委員、現在日本ジャーナリスト会議会員という立場から各地で精力的に講演活動に取り組まれている。この日の演題は「安倍政権のもと、ここまで変わる自衛隊」である。丹念な取材と分析に裏打ちされた講演は、すでに「ここまで変わった自衛隊」というべき内容であり、少しずつ、しかし着々と、「匍匐前進のごとく」準備をすすめながら、突然に「戦争する自衛隊」として国民の前に現れようとしている実態を鮮明にするものだった。
 最初にDVD『変貌する自衛隊』(NNNドキュメント'19 3月27日放送)が上映され、大内氏が解説を加えていくという進行であった。冒頭、種子島で実施された米海兵隊11名を加えた水陸機動団による上陸作戦訓練の様子が紹介される。 
 大内氏が指摘したことは3つある。①上陸作戦の日米共同訓練は2014年から実施されている。これまではカリフォルニアで行われていた。種子島という島嶼ではあるが、武装した自衛隊が米軍と一体となって国民の前に姿を現したことになる。②上陸作戦訓練は日本の島(例えば尖閣列島)が占領されたとき、これを奪還する場合を想定しているとされている。だが、戦略的に基地を置くこともできない尖閣列島が占領される可能性は低い。とすれば上陸作戦訓練が別の目的を想定してなされている可能性の方が大きい。(この指摘には正直はっとさせられた。何と自分が洞察力に欠けているかを痛感させられた。)③以前、上陸作戦訓練にたずさわっていたのは佐世保の西部普通科連隊で、規模も小さかった。だが、これまで各地に分散しておかれていた部隊は水陸機動団を含む陸上総隊に一本化され、迅速な指揮命令と出動が可能な体制に改変された。ちなみに陸上総隊の司令部は朝霞駐屯地に置かれているという。これまで一本化されてこなかったのはクーデターの主体となる危険性を除去するためであったが、それを差し置いても機動性の方を重視するにいたったということだ。
 日本の安全保障政策の基本は、①国家安全保障戦略(10年計画)、②防衛計画の大綱(10年計画)、③中期防衛計画(5年計画)の3段階で成り立っている。「防衛計画の大綱」は10年計画で策定されているにもかかわらず、安倍内閣は民主党政権による2010年の「大綱」(22大綱)を嫌い、2013年に新しい「大綱」(25大綱)を作った。しかし、早くもその賞味期限が過ぎてしまったということなのか、安倍内閣は昨年12月18日に新しい「大綱」と「中期防」を策定した。今、いかに加速度的に軍拡が進められているかの証左である。
 その「大綱」には次のように書かれているという。「冷戦期に懸念されていたような主要国間の大規模武力紛争の蓋然性は引き続き低い。…着上陸侵攻のような侵略事態への備えについては、最小限の専門的知見や技能の維持・警鐘に必要な範囲に限り保持」する。つまり「敵が攻めてくることへの備え」は最小限にしようとしつつあるのであり、現に戦車の保有数は減少しているのだという。「専守防衛」の定義は大きく変わり、「敵が攻めてきたら守る」から「敵地攻撃能力を持つことで抑止力とする」へ、といわれれば「抑止力」とはまだ潜在的な段階に止まっているようにも受けとめられるが、すでに米軍と一体となって航空自衛隊は東シナ海で、海上自衛隊は南シナ海で仮想敵国とする中国・朝鮮を威嚇するにいたっている。
 護衛艦「いずも」の空母化と米軍との「共同巡回訓練」、戦闘機の敵基地攻撃能力(スタンド・オフ防衛能力)付与、「統合ミサイル防空能力」、優先事項は宇宙(衛星)・サイバー(コンピュータ)・電磁波(レーダー)領域というのは2015年の「日米防衛協力指針(第3次ガイドライン)」からと聞けば、すすんでいく方向は「自衛」隊ではなく米軍とともに戦える「外征軍」化であることは明かである。
 断片的にはさまざまに伝えられてきたニュースや、ときおりは垣間見られてきたものが、ひとつにまとまっていくような思いにとらわれた。戦争は忍び足でやって来る。そしてあるとき、突然その本体を現す。まず知ること、考えることの大切さ、9条を守るための運動の大切さをあらためて思った。
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 大内要三氏の最新刊、2019年2月25日発行。九条の会の連絡先はTEL03-3221-5075、FAX03-3221-5076。
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 書くタイミングを逸したが第1部として開催された「春の風コンサート」もなかなか素敵だった。エスペランサは1991年に結成された南米アンデスの民族楽器を演奏するグループ。遠い異国の音楽に魅せられ、音楽を楽しみながら、音楽を介して、人間と人間が結ばれていこうとするとりくみに思えた。

by yassall | 2019-04-27 00:37 | 日誌 | Trackback | Comments(0)