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上村一夫×美女解体新書展へ行ってきた

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 弥生美術館は竹久夢二美術館を併設し、高畠華宵を常設展示している、かなりマニアックな美術館である。それまではあまり縁がなかったのだが、どうしたわけか定年後になってもう何回も足を運んでいる。
 この日は上村一夫展。「わが青春の『同棲時代』」がサブタイトルになっている。1970年代の初め、「漫画アクション」に連載された『同棲時代』は、大げさでなく一世を風靡したといえるのではないだろうか? 大学時代、発売日になると友人等と同誌を置いてある喫茶店で回し読みをしては感想を述べあったりしたのを覚えている。
 TVドラマになったり、映画になったり、(私は見なかったが)、同時代に与えた影響も大きいが、フォークソング(ということになっている)の「神田川」なんかも、この漫画の影響があったのではないかと、ひそかに思っている。(もっとも、作者の上村一夫も「同棲時代」は林静一の『赤色エレジー』のパロディであることを告白しているが。)
 そこで、「わが青春」を懐かしんで、というわけではなかったのだが、開催期間も終わろうという25日になって出かけて来た。(年明けから開かれていたのは知っていたのだが、あれこれあったり、特に3月に入ってからこじらせた風邪が長引いたりで機会を逸していたのだ。)
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 『美女解体新書』は同展覧会の開催にあわせて刊行された。「渦巻く情念」といわれても、佐伯俊男のような、心の奥底に眠っている何かを呼び覚まされる、という絵とも違って、むしろイラスト的な描線の美しさが本領だろう。
 そして、男の側の欲望が形象化されているというより、(もう少し当たり障りのない言い方をすれば「理想化」されているというより)、男の側を厳しく指弾するようなまなざしがそこにはある。男女の性の間の、埋めがたい隔たりを痛感させられる、とでもいうのだろうか。さらには、いつもどこかで血を流しているような凄惨さと悲しみが同居しているようでもある。
 そんなこんなだから、同書の刊行のこともネットで知っていたものの、買うことはないだろうと思っていた。ところが、実際に原画を目の当たりにしてみると、その描線の美しさについ手元に置いておきたくなってしまったのだ。上村一夫は享年45歳。早々にこの世を去って30年。伝説になったというのなら、それでよし。
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 弥生美術館へは地下鉄本郷三丁目から東大の構内を突っ切り弥生門から出るのが近道なのである。偶然にもこの日は東大の卒業式であった。私が帰路につくころになっても、赤門付近には最後の別れを惜しむ卒業生たちが立ち去りがたい様子で集っていた。

 

by yassall | 2016-03-27 16:24 | 日誌 | Comments(0)

桜2016①飛鳥山公園・旧古河邸

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 森林公園散策でいつもお世話になっているKさんが、たまには東京散歩をしようという。桜にはまだ早いのだが、飛鳥山公園に一度行って見たかった、というので、22日に常盤台待ち合わせで出かけて来た。上板橋-王子間を走るバスがあるのだ。
 飛鳥山公園は王子駅からすぐ。音無親水公園も近い。花盛りの季節は花見客でごったがえすのだが、やはりソメイヨシノはまだまだ。写真はタカトウヒガンザクラ。
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 こちらも山桜系だろうか。咲いていたのはこの二本だけ。まあ、花より団子がそもそもの動機だからそれほどがっかりもしない。陽当たりのよいところを探して、駅前のコンビニで仕入れてきた缶ビールをあける。
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 飛鳥山公園から旧古河庭園へは本郷通りを歩いてすぐ。飛鳥山公園で渋沢栄一旧居跡などを見学したあと、足を伸ばしてみる。
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 もともと桜は期待していなかったのだが、枝垂れ桜が一本出迎えてくれる。
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 もちろんバラ園はまだまだ開花の気配もない。ただ、よく整備されている。
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 旧古河邸は武蔵野段丘特有の段差を利用し、高台の洋館付近には西洋式庭園、低地には池を張った日本庭園が設えてある。茶室にさしかかった白木蓮がなかなか絵になっていたので、これは番外篇。
 帰路は駒込に出る。そのまま線路を越えれば六義園もほど近いのだが、無理はしないでおく。六義園は枝垂れ桜が有名だが、たぶん見ごろはもう少し先。灯ともしごろになったので、池袋でアフターを楽しむ。KさんはTJライナーで帰宅。次回の森林公園での観桜を約して解散した。

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by yassall | 2016-03-23 15:38 | 散歩 | Comments(0)

戦争法廃止・安倍政権の暴走許さない3.19総がかり日比谷大集会

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 戦争法廃止・安倍政権の暴走許さない3.19総がかり日比谷大集会に出かけて来た。
 戦争法案が強行採決された9.19を忘れない!ということで毎月19日行動が提起された。2月も国会前集会に参加できたのだが、3月は土曜日に当たったということで日比谷公園を会場にして昼間行動になった。
 実は3月に入ってからすっかり風邪をこじらせてしまい、高熱にはならないものの、微熱が続き、喉の腫れがなかなかとれなかった。どうも昔から喉からきた風邪は長くなるのである。さまざまな約束や予定をキャンセルし、ブログの更新もままならなかった。
 今日の天気予報は雨、降水確率は80%とある。せっかく風邪が治りかけてきた矢先であったので、少々ためらいがあった。だが、やはりこの日を逃してはなるまいと出かけて来た。
 とはいえ、やはり出遅れがあったので、予想通り会場には入れなかった。写真は同じように会場に入れず、デモ行進の出発を待つ人々である。出口付近で待っていると、何人もの顔見知りと出会う。
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 主催者発表によると本日の参加者は5600人。天候のせいか、運動が全国各地でいっせいに展開されたせいか、予想よりは少数であったが、途中からは青空が広がるほどに雨もすっかり上がり、銀座までのデモ行進は意気高かった。


by yassall | 2016-03-19 20:08 | 日誌 | Comments(0)