1 平和をねがう一兵士が残したもの 川越の知人が開催のお知らせをくれたのでブログにアップする。 【村瀬守保さん略歴】 ![]() ![]() ▲
by yassall
| 2015-07-23 12:18
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![]() 催し名は「萬劇場ショートストーリーコレクションVol.4 夏の短編集」で、7つの劇団が競い合う形式をとった、萬劇場の自主企画であるということだ。 1団体30分以内で芝居をもちより、組み合わせを変えながら、1ステージで3本が上演される。劇団昴ザ・サード・ステージは9ステージ中7回、かつオープニングと最終公演に割り当てられているから、企画の中心にすえられているのは確かだろう。 演目はルシール・フレッチャー作『あれ?番号、間違えました?ウフッ❤』。ちょっと内容は紹介しづらいが、故意に電話を混線させたり、架空の通話を差し挟んだりすることで、横暴な上司を懲らしめていく。というと痛快譚のように聞こえるが、その上司が次第に心理的に追いつめられていく様子を、プラスチックのパイプやスズランテープを使って表現していくという、不条理劇的な要素が盛り込まれている。 科白が多い役、少ない役とあるが、上司役の主人公を11人(だったか?)が入れ替わり、立ち替わり、あるいは集団で取り囲んで、混乱させたり、自由を奪っていったりする。キナコはその中の一人であるわけだが、けっこう激しい動きでありながら、きちんとタイミングを合わせたり、距離感をつかんだりするのに稽古のあとがみえた。まだまだたくさんの科白はもらえていないが、研修生時代にみえた固さがとれ、表情が生き生きとしていたことが一番だと思った。 他の2本は、艶∞ポリスの『ねえ、嘘でしょ。』と立体再生ロロネッツ『ナーナ☆ガールダッシュ!』。前者はアイロニカルな味付けの、後者はエネルギッシュな動きが売りの芝居とみたが、個々の役者には光るものが散見されるものの、若さが先に立っていたり、役者の力量がバラバラなようだった。 さてキナコであるが、リーフレットの「今後の活動」欄によると、このあとも出演機会が続くようだ。役者としての存在感を増すことができるように励んでもらいたいと思っている。 [追記] 少し早めに家を出て上野・不忍池に寄った。昨年に続いて蓮を撮ろうという魂胆だったが、昨日までの台風の影響か、今年はまだ開花が悪いのか、あまり満足のいく写真は撮れなかった。写真の整理をする気になったら、そのうち何枚かアップするかも知れない。 ▲
by yassall
| 2015-07-18 19:37
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![]() 写真でみても、同原発は険しい半島部に設置されており、ひとたび事故が発生したときには、避難にしても救援にしても容易ではないことは以前から指摘されていた。 そして、新聞報道に「新たに必要となった配管など1300カ所の補強工事は今秋までかかる」とあるのを見て、「ああ、配管」と考え込んでしまったのは『福島第一原発事故 7つの謎』を読んだからである。 本のことはnatsuさんのブログで知り、これは自分も読まなければなるまいと思ったのだが、かなり細かい専門的な技術に関する記述や、精緻な実験データを読み解いていく構成になっているので、読み進めることは容易ではなかった。だが、読み終えたあと、原発問題を考えていくとき、これは貴重な一冊だということは確かにいえると思った。 事故発生当時、よくテレビで顔をみた東電の武藤副社長は、原子力の安全研究で有名なカルフォルニア大バークレー校に派遣された、「安全への意識も、技術的な能力も兼ね備えた立派な本部長だった」のだという。現在の東電の原子力部門のトップである姉川原子力・立地本部長へのインタビューでは、「その武藤さんが本部長でも事故を防げなかった。」「”できの悪い本部長だからダメだった”という結論だったら今後の原子力安全を考えることはそれほど難しくはない」として、事故の根深さを告白している。 大地震が発生すると、原子炉内では燃料棒の間に制御棒が挿入され、核分裂が停止する安全装置が備わっている。そこまではよく知られている。福島でもスクラムは作動している。(テレビでそのことが報道されたとき、「ああ、原発は無事だったんだな」と安心したことを記憶している。) ベントに関連しては、放射性物質を含む気体をサプチャンの冷却水に吹き込むことによって、放出前に99.9%の放射性物質を除去できることが実験モデルでは成功している。だが、実際には高温高圧状態になったサプチャンにはその能力はなかった。 当時のことを思い出してみると、消防車や自衛隊のヘリを使って、原子炉建屋に大量の水を注ぎ込んでいた光景がありありと目に浮かんでくる。 事故への対策本部となった重要免震棟も、消防車の配置も、柏崎刈羽原発事故の教訓から生まれたものであるという。消防車は当初は火災への対応のためであり、もちろん原子炉への注水を目的としたものではない。 NHKスペシャル『メルトダウン』取材班『福島第一原発事故 7つの謎』講談社現代新書(2015.2) ▲
by yassall
| 2015-07-16 19:48
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![]() 演劇部OGのドゴンまたはレッドこと乙部亜紀奈が出演しているというので出かけて来た。小屋は新中野から徒歩5分のStudioNOVである。
5月にも町田の市民劇団「ここ」の出演情報があったが、あいにく所用があって行けなかった。OBOGの舞台には声がかかるうちは可能な限り出かけようと思っているのだが、2度続けて行けないことが重なると、お誘いの案内もためらうことになってしまうかも知れない。まあ、そんな心配をしたわけではないが、久しぶりに顔をみたいとも思ったわけである。 今回で劇団三遊会も第5回公演になるのだそうだ。どのような経緯で結成されたのか詳らかではないのだが、団長の吉川沙緒梨と何人かは別にして、まだどこか素人臭さのにおう、女性ばかりの劇団である。とはいえ、配役の妙もあって、その分だけ若やいだ舞台となった、といえるだろう。エンタメに徹して、何かのメッセージを伝えてくるというのではないのだが、その気楽さがねらいなのかも知れない。 レッドはどうやってこの劇団とつながったのだろう、チラシにはオーディション開催のことが書いてあったが、どこかで知ってオーディションを受けたのだろうか、特別な人脈があったのだろうか。 仕事を持ちながら市民劇団で活動するというのはいいスタンスだ、と思っていたが、舞台が跳ねたあとの会話では、どうもそれ以上の決意がレッドにはあったようである。 今回のレッドの役どころは敵役である混世大魔王の手下、青鬼の蒼である。こうした役をもらったときは、どれくらい吹っ切れるかがカギなのだろう。殺陣もあるから、身体のキレも取り戻さなくてはならない。 板の上が懐かしくて恋しくて、その表情には舞台に戻って来られた喜びが感じられたが、プロとなるからには自分の楽しみではなく、観客を楽しませる存在にならなくてはいけないのである。 ▲
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| 2015-07-13 16:25
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7月5日、埼玉県高校・障害児学校教職員「九条の会」総会・学習会がさいたま市民会館うらわで開催されました。
![]() 宮城さんは16ページに及ぶレジュメと、今話題の「琉球新報」「沖縄タイムス」からの切り抜きをふんだんに盛り込んだ29ページの資料集を用意して下さり、学習会は期待した以上に充実したものとなりました。 1995年10月21日の少女暴行事件抗議のための宜野湾市海浜公園8.5万人集会にはじまる「オール沖縄」前史からはじまり、2013年1月28日の沖縄県の全市町村長、全市町村議会議長と全党派代表、財界・労働団体代表が署名・捺印した『建白書』に結実していく壮大な闘いのお話はまさしく圧巻でした。 「オール沖縄」は「さまざまな運動体が一つにまとまった」という程度の段階ではなく、たとえば沖縄県のバス協会が集会の成功のために無料バスを提供する、という、県民・政財界一体の、文字通りの沖縄あげての運動となったのです。知事選、衆院選、そして辺野古基地建設反対の運動が、一朝一夕につくられたのではない、ぶ厚く強固な闘いの歴史に立っていることを知らされました。 「命どぅ宝」「イチャリバチョーデー(出合えば兄弟)」という沖縄の非武の文化は憲法9条と通じるものであり、「復帰闘争の中で世界一の軍事力を誇る米軍に対峙し、非暴力の抵抗闘争として現実化したこと、それは今なお辺野古新基地阻止の闘争の現場で三線も登場する等に貫徹されている」(仲山忠克・沖縄革新懇代表世話人)というお話の紹介は印象的でした。 戦争法制反対の闘いも、「戦争づくりの『法的基盤が戦争法制』であれば、『物質的基盤が沖縄基地・辺野古新基地」という認識ではじまっているとのことでした。 当日は前後も含めてさまざまなとりくみと重なってしまったこと、また事前の宣伝不足もあってもうひとつ参加が広がらなかったのが、残念というより惜しい気持ちがしました。 ▲
by yassall
| 2015-07-07 18:00
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反原発コメンテーターを「個別撃破」 大西議員、エネ庁幹部に要求(東京新聞7月30日夕刊)
「政治とメディアの関係性は変化している。自民党は戦後、メディアと協調体制をとって言論を統制しようとしてきたが、最近は露骨な「圧力」が目立ってきた。ネットを介して有権者に直接訴えられる時代になり、2000年代から力を入れてきたマーケティングやPRが選挙などで実を結んできたことが背景にある。いまや発信力に長(た)けた政治のメディア戦略が、メディアの権力監視機能を上回っている。勉強会の発言への批判が燃え広がったのはたまたまで、内容は目新しくない。メディアは政治の戦術を読み解き、環境の変化に対応して取材、報道手法の見直しを進めてほしい。」 ちょうど『日本の反知性主義』(晶文社)を読んでいるところなので話はよくわかる。たくみな情報戦略を立て、国民世論を操作できると考えている。メディアが真実を伝えようとするなら、それは敵視や抑圧の対象でしかない。 ▲
by yassall
| 2015-07-01 01:22
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