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桜2015幻の桜前線篇

 2015の桜の撮り歩きも三春滝桜で打ち止めとなりそうだ。まだまだ行ってみたいところはあるのだが、来年の楽しみにしておこう。 
 さて、群馬、福島と桜探訪をして、このまま桜前線を追ったらどうなるのか、実は3年前に試みたことがあったのである。いささか反則めいているが、このブログを開設する前のことだったから、この機会に何枚か写真をアップしておく。
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 秋田・角館である。旧武家屋敷の黒塀に差しかかる枝垂れ桜で有名だが、すでに花弁は落ちてしまい、葉の方が勝っている。
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 角館では桧木内川沿いの桜並木の方が健在で見ごたえがあった。
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 岩手・不来方城(盛岡城)の夜桜である。
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 青森・弘前城公園。折からの桜まつりで園内はたいへんな人出だった。
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 天守閣のある広場から岩木山を望む。
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 公園内はどこもかしこも花盛りであった。
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 北上展勝地。明らかに桜は盛りを過ぎてしまっている。主役を菜の花に変えて桜並木の雰囲気を撮しとめる。
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 北上川沿岸の船着き場で花筏を見つける。桜の名残である。
 撮影は2012年5月2日である。今年は、東北でも桜の満開が例年より9日早いと聞いている。この年はこれでも恵まれていたのかも知れない、と今は幸運を感謝している。

 G3+zk9-28mm、P310



by yassall | 2015-04-27 00:16 | 風景 | Comments(2)

西部A地区2015春季演劇発表会

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 冬の間はなんとかしのいでいたのに、今年の春の長雨のせいか、2、3日前に風邪を引き込んでしまった。
 さいわい発熱はなかったのだが、咳が止まらないようならかえって迷惑をかけることになってしまうと、夜中にも目が覚めてはうがい薬でうがいをしたり、ドリンク剤を飲んだり、ともかく早期回復につとめた。
 それでも良くならないのなら、「行けなくなった」というしかないのだが、毎年の恒例になっていること以上に、「行きたい」と考えたのには二つ理由があった。
 一つは久しぶりの卒業生が「行きます」といっていること、二つ目は3月の試演会で朝霞高校の芝居を見て、ぜひその仕上がりを見たいと思ったからである。
 今年の朝霞高校の演目は高泉敦子「ライフレッスン」である。何度か他校での上演を見ているが、試演会での舞台を見ていて、これまでで一番科白が素直に心に届いてくる気がしたのである。
 ちょうど岡田尊志『父という病』を読んだあとだったせいもあるかも知れないが、「父と子の物語」という補助線を引いてみると、この芝居の世界がするすると解けていくように思えたのだ。
 もちろん、その父と息子の配役が芝居にマッチングしていたのが最大の理由だろう。父親役の方はここ2、3回の芝居を見て力をつけてきたのは承知していたが、息子役の方のピュアで力みのとれた演技にも一目惚れしてしまったのである。
 ところで、本番がどうだっかたというと、残念だったというしかない。その主たる理由は二つ。一つは照明プランのミス、もう一つは舞台装置のクオリティである。
 ねらいというのか、アイデアというのか、なぜそのようなプランになり、大道具が作られたのかを理解できないわけではない。
 父と息子がからむ現実の場面と、どこからか子ども達が登場して空想世界が展開していく場面とを照明で切り分けたかったのだろう。また、平台に開けた穴からの光を強調させたいというようなこともあったかも知れない。だが、青の地明かりだけではあまりにも暗すぎる。役者の顔が見えないことは、観客にとっては最大のストレスなのだ。もし、部屋の灯りを落としているという設定だとしても、我慢の限度は1分というところだろう。
 もしチャンネル数が足りず、地明かり以外にライトを吊すことができなかったとしても、地明かりサスを中央と脇に切り分けたり、パーセントを変えるだけでも雰囲気にアクセントをつけることはできるし、先のようなねらいはある程度満たせたはずだ。
 ラストシーンで後方から来る光を表現したかったのだろうが、パネルについても、上辺がそろっていなかったり、素材感の違いが解消されていなかったり、白布が翻ったままになったあとに、木材が地のままで見えてしまったりと、未完成さが明らかで世界が作れていない。

 おそらくは生徒から出されたアイデアを尊重し、照明計画の立案の段階でも、ヒアリングに臨む段階でもチェックされなかったということではないのだろうか?
 それなら私にも覚えのないことではない。しかし、これだけの芝居を照明ひとつで台無しにしてしまうこともあるのだから、ここは顧問が気がついてやらなければならなかったのではないか? せめて前日のリハの段階で誰かが気がついたなら、シーリングからでも、地明かりサスからでも、前明かりを加えることは可能だっただろうに、と思うと残念でならない。
 (芝居の方は、父親と息子だけでなく、息子のガールフレンドの少女のメリハリが利いた演技にも好感が持てたし、その他の役者もよく脇を固めていたと思う。だから、なおさらなのだ。)

 私の想像が当たっているとして、顧問の責任、あるいは部員と顧問の関係のあり方、といったことを考えてしまう。
 生徒がやりたいことを読みとった上で、どうしたらそれが舞台の上でかたちになるか、ねらった効果が発揮できるかをアドバイスしてやるのも、そしてときには生徒の思い込みの誤りを正してやるのも顧問の仕事だと思うのである。
 よくいわれることだが、「こういうつもりで演技していた」の「つもり」が、そのまま客席に伝わることの方がまれなのだから。だとすれば、幕を上げる前に「直し」を入れてやれるのは、一番最初に客観的に(客の立場で)芝居を見てやれる顧問しかいないのだから。
 というわけで、今回は他の学校のことまで論評する余裕もないし、立ち位置を確保することもできないのだが、久しぶりに細田学園も参加することになり、朝の9:30から夕闇迫る18:30まで、それぞれの学校の個性を発揮しながら溌剌と演技が出来ていたことだけ書き添えておこう。


 

by yassall | 2015-04-26 23:39 | 高校演劇 | Comments(2)

正気にもどれ!

 以下の3つのニュースはいずれも21日のうちに流れたものである。


 その1:
 福井地裁が関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働を差し止めた仮処分決定について、和歌山県の仁坂吉伸知事は20日、定例記者会見で「大飯も高浜も判断がおかしい」と疑問を呈した。
 仁坂知事は「生存権のリスクをゼロにしろと言うのなら(より死亡事故の確率が高い)自動車の差し止め請求ができてしまう。なぜ原発だけ絶対になるのか」と話し「原発のリスクをあんなに極大化するなら、別のリスクはもっとある。電気代がかさんで企業が倒れたら誰が責任をとってくれるのか」と述べた。(毎日)


 その2:
 経団連の榊原定征会長は20日の記者会見で、関西電力高浜原子力発電所3、4号機の再稼働を認めなかった福井地裁の仮処分決定に関し「日本の原発の新しい規制基準は世界で最も厳しいレベルだ。一般論で言えば、原子力規制委員会による高度で科学的な判断が尊重されるべきだ」と述べ、仮処分決定に反論した。(日経)


 その3:
 東京電力福島第一原子力発電所で汚染された雨水が排水路を通って海に流出していた問題で、対策として問題の排水路に取り付けられたポンプがすべて停止して、汚染された雨水が海に流れ出ているのが見つかり、東京電力で復旧を急いでいます。(NHK)


 なぜ和歌山県知事が?と不思議に思っていたら、仁坂知事は元経済産業省官僚で、科学技術庁に出向して原発行政を担当していたこともある人物だという。つまり、その1.2を総合してみると、日本の政財官がどれくらい原発再稼働に傾いているかが分かる。
 しかし、東大を卒業し、経産省の官僚となり、県知事にまでなるような、いわば日本のトップエリートがこの程度の知性でいいのだろうか?
 第一、原発事故と自動車事故とが比較の対象になるだろうか? 4年たっても事故処理が終わらないとか、15.4万人(環境省)の人が避難生活を余儀なくされる交通事故などということがあり得るのだろうか? 人格権・生存権とは居住地区で安心して生活を営む権利を含んでいるはずだ。
 「電気代がかさんで」などというが、原発事故にともなう廃炉費用を再生可能エネルギーによる売電価格にも上乗せする、としたのはどこの誰なのか?
 こんな子どもだましの屁理屈を、もしかして本人自身が信じ込んでいるとしたら、それこそ日本のエリートの劣化を証明するものでしかない。そうこうしている間にも、日本の山や海が放射能で汚染され続けている現実が目に入らないのか!?
 正気にもどれ! といいたい。

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 (3.22集会に持ち寄られたプラカードから。)


 ※本日、鹿児島地裁は川内原発の再稼働禁止の請求を却下した。福井地裁に続かなかったのは残念でならないが、曇りない目で見て、どちらに理があるかは自ずから分明である。


by yassall | 2015-04-22 14:48 | 雑感 | Comments(2)

驢庵日本画教室作品展

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 前回は2013年6月だったか、ご案内の書状をいただいたので出かけて来た。会場は有楽町・東京交通会館。B1Fにエメラルドルームというギャラリーがあるのだ。
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 前回は「からすうり」と題した静物画に力を感じたが、今回は人物画。といっても、厳密な意味で人物画と言っていいのか迷うところだが、「火の祭り」とあるとおり、那智の火祭りに題材をとったとのことである。他の出展者の方にも那智の滝を描いた作品があったりしたので、教室としてスケッチ旅行におもむいたことがあったのかも知れない。
 「よく短時間で動きのある人物のスケッチが出来ましたね。いったん写真に撮られたりしたのですか?」と伺ったら、写真も撮るには撮ったが、写真を見ながらの描画は御法度との説明だった。
 実はこれらのポーズは仏像の十二神将から着想したものだという。そういわれると合点のいくものがある。それからは室生寺の十二神将から、上野で開催されたみちのくの仏像展までいっきに話が弾んだ。
 M女史とも長い縁になった。互いの近況やら旧知の消息に話題が及ぶと、どうにも話がつきない。夫君のことももちろん話題となって、前回は夫妻で出展なさっていたのに、とつっこみを入れたら、最近は古い着物の生地を利用して小物に仕立て直す工芸に没頭しているとのこと(このブログの外部リンクにHP「手づくりゆう遊 慎工房」あり)。今回出展した作品の額は彼の手製だという。よく見ると、確かに木枠に茶色の布地が巻き込んである。何と、最近は仏像の彫刻にも手を染めているとことであった。
 作品のことに話題をもどすと、三点の作品を同時進行させながら、制作には約1年かかったという。手の表情だけでもずいぶん試行錯誤したそうだ。それだけ題材も簡単ではなかったということなのだろう。
 写真ならシャッターを押せば誰でも撮ることが出来る。写真はまずは被写体、そして光線条件によって良し悪しが左右される割合が大きいから、自分の腕前が上がっているのかどうかは分からない。そこへいくと、確かに試行錯誤の痕跡を残しながらも、絵画の場合は着実に一枚一枚が自分のたどった道として残っていくものなのだと、少々羨ましくなった。



by yassall | 2015-04-21 18:31 | 日誌 | Comments(0)

桜2015⑨三春の滝桜

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 今週は福島へ行って来た。先週の群馬から桜前線を追うかたちになったが、つい2、3日前、岩手でも満開と報じられていたから、そろそろ追いつけない時期に差しかかってきた。
 さて、日本三大桜として名高い三春の滝桜である。久しぶりの快晴の土曜日ということで、ご覧のような混みようである。駐車場に入る前にもずいぶん待たされた。
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 しかし、これほどの桜になると、この人混みは許せる。というより、人々に愛でられてこその桜であると得心する。
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 樹齢1000年を見上げる。添え木も人がこの桜を愛おしんでのことだから、今ある姿は人と桜との合作といえるのかも知れない。
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 角度を変えてみる。やや逆光気味である。花弁が陽に輝いている。
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 丘を登ってみる。
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 丘の上から見おろすとこんな感じ。この桜一本でそれ相当の観光業が成り立っている。
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 三春の滝桜にいられたのは1時間。最後にもうワンショット。
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 実は最初に申し込んだのは三春の滝桜3時間滞在コースだったのだが、人数が集まらず催行中止になってしまった。代わって紹介されたのは花見山を含んだコースだった。
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 花見山は個人の持山を一般に公開していることで注目された。
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 とはいえ、やはり観光化の手は入っているのだが、それほど大規模ではない。
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 決して広くはない散歩道に色とりどりの花が植えられている。
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 実は最初に回ったのは花見山の方であった。
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 前の写真は丘から見おろしたところ。私としてはこうした里山の風景の方に心ひかれるものがあった。

 X-E1+16-50mm、GM5+zk9-18mm 


[追加]
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 三春滝桜の丘には草野心平(1903 - 1988)による讃が石碑として建立されていました。草野心平は福島県の出身です。
 「瀧桜 梅桃桜 三春の春の 春一等の 瀧桜 萬朶の花は 盛り上が里 すだれ瀧となって 垂れさがる 日本一といはれている ベニシダレの このみごとな美しさ 背景は あやめの空と 羊雲」がその碑文。 


by yassall | 2015-04-19 19:16 | 風景 | Comments(0)

速報!コピスみよし2015/第14回高校演劇フェスティバル

コピスみよし2015/第14回高校演劇フェスティバル開催決定!
6月14日(日)

 事務局からの第一報です!!
 朝霞西高校は久しぶりの参加、初出場の学校も2校あり、今から楽しみです!

〈今年の出場校〉

埼玉県立朝霞西高等学校
  『KAN-KAN男』作:佃典彦(既成)
埼玉県立入間向陽高等学校
  『うわさのタカシ』作:原くくる 潤色:成井稔+Koyo劇(既成)
星野高等学校
  『カラフルメリイでオハヨ ~いつもの軽い致命傷の朝~』作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
  潤色:星野高校演劇部(既成)
埼玉県立所沢西高等学校
  『幽霊の諸事情』作:宮腰秋弦(創作)
埼玉県立坂戸高等学校
  『O~ここがわったーぬ愛島~(ラブ~ここがわったーぬアイランド~)』作:宮古千穂(既成)
埼玉県立新座柳瀬高等学校
  『Ernest! =SEQUEL “Can't Stop Fallin' in Love!”=』原作:オスカー・ワイルド
  潤色:稲葉智己(脚色)

 コピスみよし高校演劇フェスティバルのホームページが開設されました。要チェックです!
  
http://hstf.jp/


by yassall | 2015-04-14 19:01 | お知らせ | Comments(0)

桜2015⑧赤城・わたらせ渓谷・富弘美術館

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 1ヶ月くらい前に申し込んでおいたツアーなのだが、天気予報をチェックしながら、どうもこのところ天候との巡り合わせがよくないなと嘆息しつつ、昨日出かけて来た。
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 赤城南面千本桜という名にひかれて申し込んだのだけれど、バスが走り出してからの説明によると、最初に向かうのは赤城クローネンベルクだという。はて、どこかで聞いた名前だと思い出してみると、よく1年生の遠足で来たところではないか。
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 そう、この羊の放牧場には確かに見覚えがある。
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 赤城南面千本桜というのは、このクローネンベルクの敷地のわきを走る道路を桜並木として整備したものだという。クローネンベルクの駐車場にバスを止め、敷地内を通過し、別ゲートから桜並木に至る。駐車場の関係なのか、旅行社との契約なのか、理由はよく分からない。
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 土曜日とはいえ、この雨の中、これだけの観光客を集めるだけのことはある。
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 雨滴を垂らす桜も、このくらい花開いてくれれば絵になるというものだ。
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 クローネンベルク内の桜も満開である。こちらに観光客が集まってこないのが不思議なくらいだ。

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 そうこうしているうちに雨が上がってくる。この桜並木も若々しい感じがよい。

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 バラ園。バラの咲く季節は壮観だろう。ドイツの小村をイメージしているのだろうが、こうしたテーマパークの中ではよく出来ている方ではないだろうか。自然農園という設定が成功している。

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 作り物と分かっていても、こうしたエキゾチシズムを私は嫌いではない。

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 さて、わたらせ渓谷鉄道の大間々駅でいったんバスを降りる。たった16分間であるが、鉄道旅の雰囲気を味わおうというわけなのである。
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 ほどなくして列車が入線してくる。カメラを持った人がホームぎりぎりのところに集まって来る。ああ、邪魔だなあ、とファインダーをのぞきながら嘆いている私も同類か?

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 水沼駅で下車する。この駅は温泉を付設させているとのことなのだが、観光センターも併設されていて、そこが本日の昼食場所なのだ。

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 そんなこともあって整備もすすんでいてのことだろうが、この駅周辺の桜並木もなかなかに見ごたえがあるものだった。

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 色彩のとりあわせも計算されているのだろう。
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 何枚も写真を撮ったが、切りがないのでアップは数枚にとどめる。
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 水沼観光センターの前には渡良瀬川が流れ、荒神山がそびえる。

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 これもまた絵になる。
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 本日、最後の目的地は富弘美術館である。星野富弘の出身は群馬県みどり市。生誕の地に建設されたことになる。
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 美術館は草木湖の湖畔に建つ。草木湖はダム湖であるが、静かないい雰囲気だ。
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 周辺の散策路でも何枚か写真をゲット。
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  晴天にこそ恵まれなかったが、雨でずぶ濡れになることもなく、土曜日でありながら観光客の出足がにぶったのか、しっとりとした雰囲気の中で一日を終えることが出来た。

 OM-D E-M5+12-50mm

 つぎのURLをクリックするとより鮮明な画像を見ることが出来ます。(アップされていない他の写真を含んでいる場合もあります。)サムネイル(一覧)から写真を選択してクリックした後、右クリックでオリジナル画像を表示したりダウンロードすることが出来ます。(詳しくは[お知らせ]→[dropboxによる写真の公開について]をご覧下さい。)

https://www.dropbox.com/sh/mkwwvx5mv7trdyn/AABIMJbmaV5Ogb1sQvzWe01pa?dl=0




by yassall | 2015-04-12 18:53 | 風景 | Comments(2)

桜2015⑦雨の森林公園

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 一時、上がったかにみえた雨であったが、けっきょく夕闇の迫るころまで小雨が降り続いた。何でこんな日に、というところだが、恒例のお楽しみ会なのである。午前中、メールで連絡をとりあい、決行することになった。参加はK、N、Jさん。これも風流というのだから、皆さん怪人だ。
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 菜の花は梅見のころから咲いていた。元気な花だ。
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 あいにくの天気だが、花々はだいぶ春の深まりを感じさせる。
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 桜のエリアの広場は窪地になっていて、昨年はここでベンチを借りて花見の宴を張った。頭上を桜に囲まれて、何ともいえない雰囲気なのだ。
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 今年は広場をあきらめて、いい場所を探して歩いていくと四阿があった。他に来園者もいない様子なので独占させてもらうことにする。
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 四阿のある丘の上から運動広場を見おろしたところ。ときどき、オリエンテーリング中の高校生が姿をあらわす。群馬の私立高校だという。声をかけてみると、もう新学期が始まっており、学校行事で来ているとのことだ。こちらも雨天決行だったのだろう。
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 公園内に残されてている旧鎌倉街道。いい感じで雨に濡れている。
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 晴れていたらどんな感じになるのか、ということで、昨年アップせずにいた写真を貼り付けておく。
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 空が晴れて、青空であれば、こんな風景になるはずなのである。

 OM-D EM5+12-50mm(2014年の写真はGX1+14-42mmPZ)

by yassall | 2015-04-08 14:39 | 散歩 | Comments(2)

桜2015⑥飛鳥山・上野、あるいはみちのくの仏像展

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 つい最近、我が家のほど近くから王子行きのバスが出ていることを知った。これまではバスで赤羽まで行き、京浜東北線に乗り換えるしかないと思っていたので、乗ってみることにした。
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 最初の目的地は飛鳥山公園である。徳川吉宗によって造成され、江戸時代から桜の名所として知られている。そんな場所であるのに、まだ桜の季節に出かけて行ったことがなかったのだ。
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 先の写真で広場に集まっていた人たちの視線の先では、何団体かによる日本舞踊の発表会が催されていた。どうりで賑やかな音曲が流れていた。
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 丘を登っていくと、平地といわず、斜面といわず、花見客で満杯だった。曇り空のうえに、気温が下がって肌寒いような一日だったが、土曜日ということで前から予定していた人たちばかりだったのだろう。皆さん、楽しそうだった。
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 昨日からの風で花弁が飛んでしまい、花蕊の赤さが目立つが、まだしおれた感じはない。
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 飛鳥山公園に隣り合って、音無親水公園がある。音無川は石神井川の別名で、河川工事で流路が変更になった後の河床を公園として整備したものだ。
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 こちらでも花見客があちこちでブルーシートを広げている。
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 さて、王子駅に戻り、上野へ出る。国立西洋美術館にはこの1枚を撮りにだけ前庭へ。
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 見ての通り、桜は盛りを過ぎてしまったが、たいへんな人出である。
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 上野でもイベントで日本舞踊が披露されている。飛鳥山では愛好団体による競演という感じだったが、こちらは明らかにプロというのか、粋筋という風情だ。
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ソメイヨシノは盛りを過ぎたという感じだが、種類の違う桜だとまだまだ見ごろはこれから。
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 曇り空に負けない色の濃さだ。そう考えると健気である。
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 今日の最終目的地は国立博物館。「みちのくの仏像」展が開催されているのである。
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 博物館の敷地の目立たない場所に、立派な枝振りの桜が満開をを迎えている。
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 幹にかかっている札を見ると、サトザクラの園芸品種でイチヨウザクラ(一葉桜)という品種であると書いてある。華やかというのとは違うが、気品があり、それでいて心の中が明るくなるような花だと感じた。

 御徒町にも寄りたかったのだが、16:00には上野を出た。夕餉の米研ぎに間に合った。
 さて、「みちのくの仏像」展は平安初期の国宝から江戸期の円空仏まで26体を展示する小規模の展覧会である。
 最初に街でポスターを見かけたころは行かないつもりであったのだが、「赤旗」の「朝の風」で紹介されているのをみて、期日も明日で終わりというころになって出かけていった。その紹介文には次のようにあった。

「黒石寺の薬師如来座像は、平安前期の「貞観四年」という木彫仏では最古の銘を持つ重要な仏像だが、その顔の表情は、つりあがった目じり、引き締まった口元、こけた頬が特徴で、これも厳しい表情だ。黒石寺を訪れた五木寛之はその表情に、「苦渋の色や抑えきれない鬱屈した感情」や「怒りの表情」さえ感じたと書いている。(『百寺巡礼』東北編)」

 京から仏師が呼ばれたり、それでなくとも都風に対するあこがれもあったことだろうから、どこまで土着的であったかは分からない。
 それでも貞観地震(869年)と、東日本大震災(2011年)と、同様の規模の震災に二度までも遭遇したという黒石寺(岩手)の薬師如来像は、悟りの表情からは遠く、深い悲しみや怒りを湛えているように感じた。同じ意味だとしても、慈悲というよりは大悲ということばが似つかわしい。
 他には天台寺(岩手)の聖観音菩薩立像に惹かれた。胴と着衣には鑿あとを残し、顔と腕はなめらかに削りだした造作なのだが、美しい切れ長の目に威厳があった。
 円空仏は3体展示されていた。初期の作であるとのことだが、後期の鉈の跡を残した作風とは違って、なめらかな仕上げが施されている。円空仏もあちこちで見る機会があったが、この円空仏にも惹かれた。少しおどけたような表情が、何とも人の心を癒やして止まないようだった。

 D3300+18-55mm



by yassall | 2015-04-05 18:26 | 日誌 | Comments(5)

桜2015⑤播磨坂

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 お茶の水から丸ノ内線で茗荷谷に回る。春日通りを後楽園方面に歩いて行くと、播磨坂さくら並木のスタート地点が見えてくる。小石川植物園へ向かって左に降りていく坂道の一本なのだが、かなり広く道幅がとられている。
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 対向二車線の分離帯が細長い公園とも、遊歩道ともとれる空間になっている。ブルーシートが敷かれているのは花見の予約席を確保するためである。もちろん、すでにあちこちで花見の宴がはじまっている。
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 ソメイヨシノがほとんどだが、こうして種類の異なる枝垂れ桜も植樹されている。
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 なかなかみごとな枝振りではないだろうか?
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 花見客以外の人たちも立ち止まってはスマホをかざしたりしている。
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 ほど近くにある善仁寺。真宗大谷派の寺である。石川山となっているのは住所が小石川だからだろう。
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 順番が前後してしまうが、有楽町線を飯田橋で降りたのは、市ヶ谷から飯田橋までを歩いたという卒業生の写真がよかったからで、私も神田川岸の桜を撮ってみようと思ったからである。
 それならば市ヶ谷で降りればよかったのだが、先の予定を急いで飯田橋まで行ってしまった。ところが、どうやら飯田橋近辺は暗渠に入ってしまっているらしく、神田川が姿をあらわすところまではけっこう距離がありそうなのである。そこで、飯田橋の桜は駅に隣接して造園されていた親水公園でがまんするしかなかった。
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 駅前の歩道橋から撮った1枚。
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 お茶の水にも期待をかけてみたのだが、何本かの桜は散見されるものの、卒業生が撮ったような川面を埋め尽くすような景色とはほど遠い。花筏で「お茶を濁す」しかなかった。

 D3300+18-55mm

 [追記]
 やはり書いておこうと思うのだが、播磨坂がこれだけ幅広いスペースをとれたのは戦災後に再開発があったからだということだ。


by yassall | 2015-04-04 19:00 | 散歩 | Comments(2)