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教育大寮跡地の銀杏

私が卒業した中学校の隣に教育大の寮があった。いちおう塀らしきものはあるのだが、あちこちにある出入り口はいつもオープンで、中学生たちの通学路も同然だった。跡地は公園となり、今では私の散歩道である。
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 小作りながら春は桜、秋は紅葉が見ごろとなる。何本かは寮のあった時代からのものに違いない。
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 中学時代、男子生徒の間でもめごとがおこると、寮の庭が放課後の決闘場になった。うわさを聞くと、皆でギャラリーよろしく観戦にいくのである。なかなか決着がつかないでいるうちにジョギングから帰ってきた大学生が仲裁に入り、決闘はお流れになる。まだ1年生のころの思い出である。
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   おじいさんが銀杏の下で鳩にエサをやっている(私ではない)。

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by yassall | 2013-11-27 15:31 | 散歩 | Comments(5)

ダモクレスの剣  高レベル放射性廃棄物の最終処分問題

 昨日、高レベル放射性廃棄物の最終処分場の問題について考えていたら、「ダモクレスの剣」ということばを思い出した。
 豪華な宴の招待を受けたダモクレスがふと自分の席上を見上げると、天井から今にも切れそうな細い糸で剣が吊るされていたというもので、下記のような故ケネディ大統領の国連演説(1961年)で有名になった。
 「地球のすべての住人は、いずれこの星が居住に適さなくなってしまう可能性に思いをはせるべきであろう。老若男女あらゆる人が、核というダモクレスの剣の下で暮らしている。世にもか細い糸でつるされたその剣は、事故か誤算か狂気により、いつ切れても不思議はないのだ。」
 高レベル放射性廃棄物の処理については、ロケットに詰め込んで月に捨ててしまう、という案も検討されたそうだ。もし打ち上げに失敗したら、という事態を想定して却下されたということだが、実行されていたとしたらまさしく「ダモクレスの剣」の下に人類が置かれることになっただろう。
 だが、本当は地表にあろうと地下にあろうと本質は変わらない。ときあたかもケネディ大統領の娘が駐日大使としてやってきた。1961年の国会演説は核兵器に関するものだったが、核を扱うことがいかに人類と地球を危うくするか冷静に考えるべきときなのではないだろうか。(つい一言から)


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by yassall | 2013-11-24 12:21 | 雑感 | Comments(0)

市民劇団「ここ」公演in町田

  卒業生のドゴンまたの名をレッドが市民劇団に入団したというので出かけてきた。劇団「ここ」は今年で10周年、年2回の公演を目標に活動しているとのこと。
 今回の演目は「GAMERS」(作/宮野慎太郎)、レッドの役どころは主人公を助けるクラスメート(ということは女子高校生役)。市民劇団というだけあって老若男女が参加しており、どうやら現役の高校生も出演しているようで、よく張り合っていた。
 まあ、ながく舞台から遠ざかっていたにしては声が出ていたのではないだろうか。仕事を持ちながら市民劇団で活動というのはいいポジションの取り方だと思う。

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 (会場の町田市民フォーラム)
  町田の街を歩くのは初めて。このあたりの中心地らしく大変な賑わいだった。吉祥寺あたりとも雰囲気が似ていると感じた。

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by yassall | 2013-11-23 18:46 | 日誌 | Comments(0)

竜神大吊橋・袋田の滝

14日、竜神大吊橋・袋田の滝へ行って来た。写真の整理が出来たので何枚かアップしてみる。
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 竜神大吊橋は長さは375m、ダム湖面よりの高さは100m。茨城県奥久慈の竜神川をせき止めた竜神ダムの上にかけられた。歩行者専用の橋としては本州一の長さを誇るとのことである。
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  谷底をのぞき込んでみる。
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  周囲の山々である。峡谷としても見事である。
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  袋田の滝は20代のころに来たことがある。真正面からだとなかなかスケール感が表しきれない。
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  青空との取り合わせをねらってみるが明暗差も大きい。
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  空をきらってみるとどうなるか。
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  第2観瀑台へ上がるエレベーターは大変な混雑であったのでパスしてしまったのだが、次の機会があったらぜひ上って全容をおさめてみたい。

  G5+OL9-18mm、RX100
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by yassall | 2013-11-18 17:15 | 風景 | Comments(4)

ブログ開設1周年になりました

 ブログを開設したのが昨年の11月7日、少し記事もたまって来たのを見計らって開設のお知らせを始めたのが11月17日でした。
 そもそもは趣味の写真をアップしたいというのが発端で、知人に影響されたのがきっかけでした。作品と呼べるようなものは撮れないので、旅の記録や日常生活の中で出会ったものやらのスナップが中心です。なので消息のお便り代わりにもなるかなと考えました。
 そこで日誌や雑感は早くからカテゴリとして立てましたし、過去とのつながりから多少は記事を掲載する機会もあるかも知れないと図書館・演劇もカテゴリとしました。
 学校図書館について書いたものはけっこうアクセスしてくれる人が多かったようです。学校司書の法制化の問題について一石を投じられたとすれば幸いです。
 国語国文、詩・詩人シリーズは途中から始めたものですが、作家名や詩人名をキーワードにアクセスしてくれているようです。多少ともご期待に答えられたら嬉しく思います。
 "つい一言"は止むに止まれぬ気持ちから何となく続いています。知人からは「頑張れ!」と励ましのことばをいただき、ありがたく思っています。

 一年前を思い出してみると、タイトルを決めるのにあれこれ悩みました。「夏炉冬扇」は故栗原克丸氏の冬扇社にあやかろうとしたものですが、ネットでみるとけっこう人気があるようで、割り込むのがはばかれました。「竹頭木屑」も候補にあげたのですが、「(何ほどか)ものの役に立つ」という意味になることと、何といっても漱石の「木屑録」があるからにはあまりに畏れ多いということで没としました。
 かといって、「悠々自適」というには「自適」の心境には至っていないし、とあれこれ思案しているうちに、おなじ「悠々」から始まる四字熟語に「悠悠閑閑」があるのに気がついたというわけです。ただし、「閑閑」では自らの現況を示してあんまりだと、辞書を調べてみると「緩緩も同じ」というので「これだ!」ということになりました。
 サブタイトルも「月見で一杯」の他に「花見で一杯」「月夜の船出」「桜号出発進行」なども考え、いっそ季節ごとにサブタイトルを変えてみようかとも思いましたが、生来の無精ため断念しました。

 最初は月に二、三回更新できればよいかな、くらいの気持ちでしたが、この一年は思いの外さまざまな記事を投稿することが出来ました。
 in putしたものを、そのままout putできるというものではなく、自分の中で形になるまでにはそれなりの期間が必要です。ブログという窓があいて、これまでin putされていたものがout putされる通路が出来たというところなのだと思いますが、一段落したあとは、また何かが沈殿してきたり積み重ねられるのを待たなければならない期間があるかも知れません。書きたいことはあるのに、まだ準備が出来ていない題材もいくつかあります。
 out putというと情報発信の場ということになりますが、私という個人のタイムラインを記録し、振り返る場でもあります。タイトル通り、これからも緩緩と続けていけたらと思っています。

 最後にWebサイトのあり方について。ブログとはWeb上の記録(ログ)という意味なのだそうですが、不特定多数の人に(も)開かれているというのは意義のあることだと考えています。多数の人がいれば多数の意見があり、無数の情報があります。インターネットを通じて、様々な意見や情報を交換できるとすれば、それだけで価値あることだし、新しい知的生産の可能性を秘めているといってよいでしょう。
 ただし、個人・団体によってWebをどのように活用ないしは利用しようとしているかは予想し得ないのですから、特に個人情報の扱いについては十分な注意が必要であると思いました。私も、たとえば個人名をあげるときは必要最低限につとめているつもりですが、それでもずいぶん悩みます。
 また、批判には反批判があるのであって、意見や信条の多様性を認めようという前提に立つ限り、自分に対してだけ批判を受けつけないということであってはならないと思っています。
 批判の方法にも一定のルールが必要でしょう。私もつい表現が過激になることがないわけではありませんが、それは権力(および権力を後ろ盾にするもの)に対するとき、という節度は保とうとしているつもりです。
 匿名性の問題に対する議論は様々でしょうが、意見表明にあたっての自由が高まることは確かだろうと思います。それだけに人権や公共性に対する配慮と自制が求められてしかるべきなのでしょう。
 最近、反原発団体に無数のメールが送り付けられる(33団体に253万通!)サイバー攻撃があったことが話題になりました。
 特殊なプログラムを用いた、インターネットであるから可能ないやがらせであり、妨害行為なのでしょうが、異なった意見や主張は潰してしまえ!というのではWebサイトやSNSなどのインターネットの可能性を自ら否定する行為であると思います。「反原発教徒を皆殺しにしなければ世界平和はやってこない」の同一文言が5000通も一人の人物に送りつけられたと聞いては、もはや人としての感情が損なわれているとしかいえないでしょう。
 あ、最後はつい一言の続きのようになってしまいました。これに懲りず、これからも時折はおたずねいただければ幸いです。
 


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by yassall | 2013-11-17 12:00 | お知らせ | Comments(2)

2013年埼玉県高校演劇中央発表会

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 2013年埼玉県高校演劇中央発表会が開催されています。第1日目の今日は6校の上演がありました。
 なぜか今年は1年生が主体の学校が多く、完成度は例年と比べてどうかなという気もしましたが、それだけに真面目な舞台づくりが伝わって来ました。明日は4校の芝居をみるつもりです。
(写真は会場の彩の国さいたま芸術劇場。今年は少しアングルを変えて。)
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 今年も与野本町駅前花壇にバラが咲いていました。朝日の差し込んでいる具合がいい感じです。

 〈追記〉
 大会2日目は強豪も揃い、お客もたくさん来ていました。今年の成績発表は以下の通りでした。

 最優秀賞:秩父農工科学高校『ガンバグ』作:コイケユタカ
 優秀賞1席:芸術総合高校『前川知大短編「図書館的人生」から~ゴッド・セーブ・ザ・クイーン/賽の河原で踊りまくる亡霊~」作:前川知大
 優秀賞2席:浦和南高校『みすていく。』作:浦和南高校演劇部

 創作脚本賞:熊谷西高校『また、あの場所で。』作:熊谷西高校演劇部
 創作脚本奨励賞:入間向陽高校『終わらぬ花火~Koyo劇物語~』作:成井稔+Koyo劇
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by yassall | 2013-11-16 23:09 | 高校演劇 | Comments(0)

後楽園界隈

車検のため高島平で車をあずけ、三田線で神保町へ出た。久しぶりに信山社に寄った後、水道橋から後楽園まで歩いた。
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 小石川後楽園の池越しにのぞむ東京ドームはかなりシュールなのだが、こちら側からだと立木に隠れてしまったこともあり、ありきたりの風景になってしまった。デッキの広がりが気に入っている。
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 観覧車とジェットコースター。昔は後楽園のジェットコースターは小規模だし、コースも平坦でちっとも怖くなかったのだが、現行のように改造されてからはけっこう悲鳴が聞こえてくる。
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 狭い敷地で工夫しているのだろうが、なかなかの造形美であると思うのである。
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 青空とマッチして色彩感もよい感じ。
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 メリーゴーランドは小ぶり。かえって郷愁を感じさせる。
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 散歩の行程としては前後してしまうのだが、郷愁といえば水道橋の欄干も変わらない。駅前の交差点などはずいぶんモダンな感じになったのだが。

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by yassall | 2013-11-13 02:08 | 散歩 | Comments(0)

アンリ・ルソーから始まる素朴派とアウトサイダーズの世界

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 世田谷美術館というと新宿から小田急で千歳船橋へ向かい、さらに田園調布行きのバスに乗らなくてはならない。決して交通の便がいいとはいえないのだが、アンリ・ルソーと聞いては見逃すわけにもいかない。
 企画展のタイトルから予想した通り、ルソーの作品は3点だけだったが、「サン=ニコラ河岸から見たシテ島」は月光に照らされた幻想世界を描いて、この1点のみでも来た甲斐があったと思った。
 素朴派と銘打つだけに、専門的な美術教育を受けず、描くことへのパッションのみを頼りとした画家たちの作品群であり、ややもすると紙一重としかいいようのないのも確かである。
 なかではチラシにも採られたビル・トレイラー「人と犬のいる家」、ジャン=ミシェル・バスキア「SEE」、イヴァン・ラブジン「雲」などにひかれるものがあった。トレイラーはアメリカで奴隷の子として生まれ、放浪生活を送った後、85歳になってから突然描き出したということだ。パスキアも最初は街の壁やビルのペイントから始まったアフリカ系の画家。ラブジンはクロアチア(旧ユーゴ)の画家である。やはり、何かを背負いながら絵に向かっていった人々なのだろう。
 久永強はシベリア抑留からの帰還者。同じシベリア帰りの香月泰男の絵を見て、自分も書かなくてはと思い立って絵筆をとったという人物である。描き始めると、「俺のことも描いてくれ」とシベリアの地で果てていった同僚たちの声が聞こえてきたという。巧拙をこえて胸を衝いてくるものがあるし、「鬼の現場監督」に至るとその迫力に圧倒されるばかりである。
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 世田谷美術館には初めて行った。砧公園の一角をしめる。公園を散策する時間はなかったが、かなりの広さである。美術館のつくりは市区町村立としてはかなり瀟洒なのではないか。
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 美術館エントランス付近

 
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by yassall | 2013-11-07 20:59 | 日誌 | Comments(2)

藍蓼祭公演

 3日は文教大学の学園祭に行ってきた。卒業生のゼロこと芹澤が大学でも演劇部に入部し、出演しているのだ。演目は「曲がれ!スプーン」(作・上田誠)。エスパーたちの秘密のパーティに一般人がまぎれこんだことから騒動が起こる。まあ、ゼロとしてはとぼけた味をよく出していたんではないだろうか。cacca、ラムネといっしょ。
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by yassall | 2013-11-05 18:54 | 日誌 | Comments(0)

塔のへつり

2日、南会津をめぐるツアーに参加してきた。大内宿は会津戦争でも戦禍をまぬがれた地である。
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 今回は晴天にめぐまれた(この写真だとあまり感じられないかも知れないが)。おりからの三連休の初日ということで観光客でごったがえしていた。
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 塔のへつりは南会津東部を流れる大川が形成する渓谷で、大川羽鳥県立自然公園の一角を占める。へつりとは絶壁あるいは川の縁(へり)を意味する方言である。
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 河食もよる地形美と紅葉とのマッチングが目を奪う。
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 浸食のあとが長い年月をしのばせる。
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 杜甫の「江碧にして鳥愈(いよいよ)白く」の詩句が思わず口に出る。
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 対岸から見ると圧倒的な絶壁なのだが1枚の写真に収まりきれないし、たとえ写せたとしてもスケール感を出すのは難しいだろう。
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 どこまでも視線をのばしていきたくなる。
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 なぜ風景に心を癒やす力があるのか、いつか考えてみたい。

 G5+OL9-18mm、RX100


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by yassall | 2013-11-05 14:10 | 風景 | Comments(2)