カテゴリ:風景( 54 )

紅葉2018②八甲田・奥入瀬・十和田湖

 雨は夜通し降り続けたらしい。2日目は7:50に出発とのことだったので、6:30にはラウンジで朝食をとった。窓の外を気にしていると青空に変わる一瞬があったりしたが、たちまちに雨雲が垂れこめ雨模様となる。ただ、天気予報は相変わらずなのだが、Yahoo天気で子細にみていくと十和田市地方のみ降水確率20%とあった。気を取り直し、出発の準備を整えた。
c0252688_15394752.jpg
 本日の最初の目的地は八甲田山・城ヶ倉大橋である。城ヶ倉渓谷を一望でき、紅葉のシーズンには絶景ポイントとして知られているという。到着してみると雨を通り越して雪がぱらつくような空模様であった。
c0252688_15400303.jpg
 もともと八甲田は紅葉は終わりとのアナウンスがあったので、むしろ思いがけない雪景色を喜んだ。
c0252688_15402209.jpg
 眼下に広がる展望も紅葉の盛りのころはさぞやと思わせるものがある。
c0252688_15403665.jpg
 標高は高いし、雪は降る、風は吹くで早々にバスに引き返そうと思っているうちに、みるみる青空が広がって来た。まさしく山の天気である。
c0252688_15404698.jpg
 陽が差し込んでくると木々も色彩を取り戻す。
c0252688_15405931.jpg
 とりわけカラマツが美しかったのでパターンになるように切り取ってみる。後からトリミングしたもので、最初からもっと光学的に寄っておけば良かったと後悔した。
c0252688_15411684.jpg
 このまま橋を越えて次の目的地に向かうはずであったが、ここも先の道路が積雪で通行止めになってしまった。鳶沼がコースから外れたのは残念だが、もともと強行軍すぎたわけだし、紅葉も同程度であろうからと納得する。
c0252688_15412967.jpg
 一部コースを変更し、県道を使って奥入瀬に向かう。ほぼ専用道路状態であったし、普通ではコースに入らない景色を楽しむこともできた。奥入瀬では1時間ほどの散策タイムが予定されていたが、そのコースに入る前に石ヶ戸で休憩をとる。ここも最初の予定にはなかった。
c0252688_15414440.jpg
 この頃には空はすっかり青空に変わっていたが、何しろ渓谷ではあるし、露出を絞っているために画像が暗くなってしまった。谷間に差し込んでくる陽光が美しかったのだが、この写真で伝わるだろうか?
c0252688_15415816.jpg
 散策コースは白糸の滝から銚子大滝まで。途中、観光案内などで必ず紹介される九十九島近辺は車窓からとなった。写真が撮れなったのは残念であるが、もともと認識になかったし、初めて知ったようなものだから次回の楽しみにするしかない。次回があればだが。
c0252688_15422086.jpg
 以下、紅葉と渓流をカメラで切り取りながら先へとすすむ。
c0252688_15424059.jpg
c0252688_15425324.jpg
 奥入瀬では今が紅葉の盛りというアナウンスはまあまあ正しかったようだ。

c0252688_15431651.jpg
 水量はかなり豊富なようだ。昨夜までの雨のためばかりでなく、放水のコントロールもしているらしい。
c0252688_11210987.jpg
 そうこうしているうちに終点の銚子大滝に着いてしまった。絶景ポイントを得ようとハイカーたちが少しでも前の位置にと詰めかけている。柵を越えて前に出るまではしなかったのだけれど、偶然にも人の山が引いたところでシャッターを切った。
c0252688_15435037.jpg
 十和田湖畔・休屋に到着すると再び雨が落ちてきた。ここから乙女の像まで15分ほど歩かなくてはならない。
c0252688_15440266.jpg
 乙女の像も初めて。まだ雨の中だからフィルターに雨滴がついている。
c0252688_15441554.jpg
 ところが、他の観光客が足早に引き返していくうちに、たちまちに青空が甦ってくる。実は旅行中に傘を差したのはこの15分ほどの間だけであった。
c0252688_15444778.jpg
 少し写真が当たり前すぎた。しばらくカメラを手にしていなかったのでフレーミングに対する感性が鈍っているのだろう。
c0252688_15445994.jpg
 湖畔も整備されていて美しい。
c0252688_15451131.jpg
 ただ、風は強く、波は荒々しかった。
c0252688_15452471.jpg
 コースのしめくくりは十和田湖南端の発荷峠である。天然のハッカが採取されたことからの命名だという。展望台から十和田湖を一望すると虹がかかっていた。今回の旅行で2回目である。
  ※
 中尊寺は川越工業時代に修学旅行の引率で訪れて以来であった。金色堂は記憶のままだったが、境内は毛越寺と記憶が混在してしまっていることに気が付いた。毛越寺の浄土式庭園ももう一度みたいものだと思った。八幡平は通行止めになってコースから外れてしまったが、やはり川越工業時代に初めてのスキー修学旅行で訪れた地である。スキーシーズンでないときにどんな景観を見せてくれるのか、またの機会があれば楽しみなことである。奥入瀬は一度は行ってみたいと思いながら果たせないでいた。新緑の季節もいいだろうなと思った。(旅を振り返って)

 G8+12-60mm


by yassall | 2018-11-03 11:47 | 風景 | Comments(0)

紅葉2018①厳美渓・中尊寺

 このところ、旅行もしていないし、写真も撮りに行っていないなあ、と我が出不精を反省し、東北紅葉めぐりのツアーを申し込んだ。スケジュール表を検索すると、どうやらラスト3人くらいのところに滑り込んだらしい。
 空いていたのは10月30・31日。日程を決めると気になるのは天気予報である。先週からチェックを続けていると仙台までは晴れなのだが、岩手・青森は降水確率80%という予報がなかなか動かない。お手軽に過ぎるかなといつも反省するものの、撮影機材に防寒対策、さらに雨支度まで加わると、やはりバス旅行は楽ちんなのである。ツアー本体は朝7:15東京駅集合とあるが私は大宮8:10で合流。この辺も融通がきいて助かる。
c0252688_15372066.jpg
 仙台到着後からがバス移動になる。最初は岩手・一関にある厳美渓。国の名勝地に指定されたのが1927年というから、かなり古くからの観光地である。写真として切り取るとこのようになるが、周囲はけっこう開けていて自然美というにはほど遠い。
c0252688_15373382.jpg
 紅葉も今ひとつというところ。滞在時間は30分くらいだったが、妥当なところだろう。
c0252688_15374898.jpg
 中尊寺金色堂。内部は撮影禁止なのが残念だった。
c0252688_15380538.jpg
 左側の建物が金色堂の覆堂。ワンポイントというところながら紅葉が良い感じである。
c0252688_15381747.jpg
 旧覆堂も保存されている。「昭和の大修理」が1968年のことだそうだ。それまで使用されていたのだろうか?
c0252688_15384204.jpg
 阿弥陀堂。本堂を中心に、大日堂・薬師堂・地蔵堂など様々なお堂が建立されている。それでも、かつての栄華からはほど遠いのだろう。カメラに収めながら参拝したが、アップは一枚にとどめる。
c0252688_15385702.jpg
 絵になりそうな紅葉を探しながら月見坂へと参道を下っていく。
c0252688_15390703.jpg
 空はこのころは晴れていて、透過光の紅葉は美しかったのだが、なかなか写真にはならなかった。
c0252688_15392173.jpg
 参道を外れると平泉市内を一望できるような広場があった。
c0252688_15393320.jpg
 ふと振り向くと西行の歌碑が建てられていた。「きゝもせず 束稲やまのさくら花 よし野のほかに かゝるべしとは」と刻まれていることは、帰って来てから調べて分かったことである。
 この日はこの後、八幡平に回る予定であったのだが、雪のため道路が通行禁止となり、そのまま宿のある青森に向かうことになった。途中、初冠雪したという岩手山を車窓から眺めた。青森市内に入ったころ、天気予報どおり雨が落ちてきた。

 G8+12-60mm

by yassall | 2018-11-02 16:51 | 風景 | Comments(0)

大阪・神戸の旅③

 三日目の朝となった。昨夜はとくに何も予定がなかったので、早々に床についた。7:00には1階のラウンジで朝食をとり、朝の散歩としゃれこんだ。
c0252688_15214641.jpg
 旧居留地街を歩いてみようということである。すれ違う人は職場に向かうビジネスマンらしく、少々気が引ける。旧居留地38番館などとプレートが貼ってある。朝日の中のビル街ということで、写真としてはあまりよい条件ではない。
c0252688_15215849.jpg
 神戸市立博物館。旧居留地13番地跡に建てられた横浜正金銀行の外観を残して博物館として開館したとの説明書きがある。改装のため閉館中だった。
c0252688_15213700.jpg
 新旧の建築が混在しているのだろうが、統一感があって気持ちがいい。
c0252688_15221081.jpg
 こんな電話BOXがあっても何となく似合ってしまう。つまり異国情緒ということか。同じ港町でも博多のようなアジアのにおいがぷんぷんするのとは違う。(博多は博多でエネルギッシュな良さがあるが。)
c0252688_15222873.jpg
 9番館とあった。
c0252688_15223913.jpg
 商船三井ビル。1922年建築。
c0252688_15224818.jpg
 この朝もメリケン波止場前交差点まで来てしまう。対角線にあるのは神戸郵船ビル。厳密には旧居留地の外なのだそうだ。
c0252688_15225944.jpg
 メリケンパークに入る。フイッシュダンス、何度見ても非日常感がある。
c0252688_15232373.jpg
 今日は順光なのでよく写る。ポートタワーの右の建物は海洋博物館。
c0252688_15233688.jpg
 この客船は昨日は停泊していなかった。昨夜のうちに接岸したのだろうか。
c0252688_15234478.jpg
 少し絵づくりらしいことをしてみる。
c0252688_15235530.jpg
 ホテルに帰り、一息ついてから身支度を調えた。受付の人からは元町で乗車し、三宮で乗り換えをすすめられたのだが、それほどの距離でもなさそうだったので地下鉄県庁前駅まで歩くことにした。この兵庫県公館を見ておきたかったからでもある。もともとは1902年に4代目の県庁として建てられ、戦後2度の修復をへて現在にいたるとあった。
c0252688_15240561.jpg
 敷地の中を通過させてもらう。正面の教会のすぐ左に地下鉄の入り口があった。線名は西神・山手線。その名にウソ偽りのないことを後で思い知ることになる。
c0252688_15241756.jpg
 新神戸駅まではものの5分ほどだっただろうか。新幹線乗り場になるべく近いコインロッカーを探し着替えや旅行グッズなどの荷物を預ける。持ち歩きの荷物をどの程度に収めるかに悩んだのは、行路が坂道だらけだということが分かっているからだ。結局、折りたたみ傘を抜いただけで、リュックの中味はあまり変わらない。
c0252688_15253351.jpg
 史跡三本松の見えたあたりからが北野異人館街である。坂道のレベルが一段か二段上がる。朝霞に膝折という地名があるが、本当に膝が曲がるかと思った。
c0252688_15243357.jpg
 詳しい区別が分からないのだが、異人館と伝統的建造物とがあり、それぞれ公開・非公開の別がある。
c0252688_15254543.jpg
 ガイドマップにはプラトン装飾美術館(イタリア館)とある。
c0252688_15255624.jpg
 さらに上っていくと坂の上異人館・北野外国人倶楽部が並んでいる。北野外国人倶楽部の鉄門に掲げられた掲示板を読むと、「北側斜面が崩れ、安全を保つことが難しいため、一部の異人館を休館させていただきます」とある。掲示板の新しさからみて先に西日本を襲った集中豪雨のためなのだろう。中国地方の山々は花崗岩で出来ているので崩れやすいのだと、つい先日教えてくれる人がいた。
c0252688_15260646.jpg
 しばらくは水平方向の移動なので楽ちんである。山手八番館。
c0252688_15261723.jpg
 うろこの家。一番見たかった建物。期待は裏切られなかった。右の塔のある建物が本来のうろこの家。左の塔は後から建てられたうろこ美術館である。
c0252688_15264306.jpg
 したがって、こう見るのが正しいようだ。
c0252688_15263002.jpg
 二階からはるかに神戸港を望む。
c0252688_16503479.jpg
 隣の美術館から塔の尖端を写す。なかなか絵になるではないか。

c0252688_15265344.jpg
 風見鶏の館。隣が北野天満神社で、境内の坂を登っていくと、風見鶏の館を見下ろしながら神戸港を望む絶景スポットがあると後で教えてくれる人がいた。実は自分でもねらってみたい構図だったが、天満宮にそのスポットがあるとは気づかなかった。
c0252688_15271007.jpg
 萌黄の館。
c0252688_15271873.jpg
 庭へ回ると阪神・淡路大震災で崩れ落ちた煙突が残されていた。
c0252688_15273107.jpg
 トーマス坂を下りる。途中でソフトクリーム(最近はジェラートとかいうらしい)を食べたり、コーラを飲んだりした。もう一度上れといわれてもその勇気は生まれてこない。
c0252688_15275044.jpg
 異人館通りに出て三本松方向へもどる。洋館長屋等をみながら余韻を楽しむ。
c0252688_15281174.jpg
 昼食と涼を求めて入店したのが1階のカフェ。なかなかしゃれたお店で、美人で活発そうなお姉さんが出迎えてくれた。汗にまみれた私をみてクーラーの効く席に案内してくれたり、扇風機をそばに置いてくれたり、どうぞ涼んでいって下さいと、気さくに話しかけてくれる。カレーとコーヒーを注文したが、私もコーヒーを飲み終わったらすぐに店の外へ出るという気力はなかっただろう。件の風見鶏の館の絶景スポットを教えてくれたのも、このお姉さんである。
c0252688_15282477.jpg
 店を出るときに「これからどちらへ」と尋ねるので、ついことばを濁してしまったが、もう1カ所教えてもらった布引の滝へは行ってみることにした。時間がまだあるのと、新神戸駅から近いことが理由だが、住宅地を離れてほどなく出現したのはこの坂道だった。
c0252688_15284490.jpg
 15分から20分ほど歩いただろうか、新幹線の駅からほど近いというのに、このような滝が見られるというのはさすがに六甲おろしの土地柄である。
c0252688_15283578.jpg
 滝の全景。
c0252688_15285475.jpg
 山道を下っていくと、先の雄滝に対して雌滝へといざなう立て札があった。せっかくだから寄ってみる。手前の堰は人工のものだが、こちらもなかなか壮観である。
    ※
 新幹線は16:26発のチケットを確保していた。16:00には駅にもどり、汗が引くのを待ってTシャツだけ着替える。昔、夏の京都を歩いた後で新幹線に乗って以来、そうしている。こうして大阪・神戸の旅を終えた。山陽新幹線で尾道まで足を伸ばそうかとも考えた。広島は西日本の豪雨の被害がもっとも激しかった県である。尾道がどうかは不明だが、観光気分にはならなかった。なぜ有馬温泉へ立ち寄らなかったのだ、といわれるかも知れない。まあ、今回はこんなところで。(次回はないかも知れないが。)

 GM5+OL9-18mm、TX1

 ※おっ、今日は比較的すんなりとアップ出来た。やはり有料版にしたことで1Gの限度枠をクリアできたということだろう。1日目、かつて日高教・学校図書館政策委員会でまとめた『中間報告』をアップしておこうかと思っている、というような話をOさんとした。試してみたのだが、あまり上手く行きそうもない。伝をたどっていただければ、ファイルでならいつでも提供できる。また改めて投稿する。




by yassall | 2018-08-11 17:47 | 風景 | Comments(0)

大阪・神戸の旅②

 前夜は宿近くのお好み焼き屋で二次会となった。大阪のYさんが同行してくれて、「二枚でも三枚でも焼きますよ」と大阪男子らしく言ってくれたのだが、皆さんお腹の方は一杯らしく、もっぱら会話がつまみ代わりになった。お好み焼きも、タコ焼きも、串揚げも、大阪名物といわれているものはいずれも口にしなかったことになる。
 ここでは主役はあくまで学校司書の皆さんであるから、もっぱら皆さんの会話に耳を傾けようとした。長野や兵庫、各県からの参加者には昔からの顔見知りもいて、健在な様子に頼もしい思いがした。
c0252688_19113165.jpg
 参加者の皆さんは翌日が本番であることから二次会も早めの解散となった。私もそれほど度を過ごしたつもりではないのだが、朝食の買い出しに寄ったコンビニで風呂上がりにと買ったトリスハイボール缶が意外と利いたのか、朝起きるとなんだかぼんやりして活動開始が遅くなってしまった。言い訳をすれば朝の通勤ラッシュを避けようとしたためでもある。
 とはいえ、ホテルの狭い部屋でいつまでグズグズしていても仕方がない。御堂筋線で大阪駅まで出て、荷物をコインロッカーに預ける。関西でもSuicaが使えるというので携行していったのだがこれは便利だった。コインロッカーもSuicaで出し入れができる(Suicaで出し入れしてもコインロッカーという名称は変わらないのだろうか?)
 さて、心斎橋から難波にかけてをミナミというのに対し、大阪駅や梅田周辺をキタというのだそうである。大阪の一方の中心地には違いがないのだろうが、2階のデッキに上り、あたりのビル群をながめるだけで満足することにした(夜景は昨夜フェニックスタワーで楽しんだことだし)。ヨドバシカメラが一等地に大きなビルをかまえている。あれ、ヨドバシカメラの本店って? と一瞬混乱したが、コマーシャルソングにある通り、新宿は淀橋が創業の地である。淀屋橋とは関係がない。
c0252688_19125339.jpg
 再び地下にもぐり、御堂筋線で動物園前駅に向かう。地上に出て、環状線のガードをくぐるとジャンジャン横町である。
c0252688_19120013.jpg
 ジャンジャン横町。朝の10:00ということで、さすがに酒場は店を閉じていたが、串揚げ屋や遊技場はすでに開店している。二軒ならんだ射的場にはここを訪れたタレントや芸人の記念写真が貼りだしてあった。
c0252688_19123189.jpg
 ジャンジャン横町を抜けた一帯にも食べ物店や土産物店が密集している。新世界には昨日の千日前にも増して庶民的な空気が流れているように感じた。
c0252688_19132329.jpg
 ここへ来た目的はもちろん通天閣である。大阪初心者としては、ともかくも見るべきものをみてやろう、という意気込みだけで炎天下に耐えているである。
c0252688_19133806.jpg
 通天閣展望台からの眺望(東側)。右端にそびえるビルはあべのハルカス、眼下に広がる緑地帯が天王寺公園、左端奥にみえる工事中の伽藍は一心寺、次の目的地である四天王寺はさらにその奥あたりらしい。
c0252688_19135189.jpg
 もちろんビリケンさん(3代目らしい)の足の裏もさすってきた。
c0252688_19140453.jpg
 通天閣を下りてから駅側とは反対方向にすすみ、天王寺動物園の脇をさらに東へと進む。四天王寺の西門。たどりつくまでけっこう歩くことになった。
c0252688_19381212.jpg
 北側へ回り、石舞台から楽舎、講堂、北鐘楼を望む。
c0252688_02020971.jpg
 五重塔を写真に収めようと拝観料を払って中心伽藍に入る。いくたびも戦火に遭ったのだろう。8代目だそうである。
c0252688_02023421.jpg
 五重塔の内部。この人形は仏教より道教を連想させる。これも仏教美術の範疇だとすれば、仏教が中国から伝わってきたのだということを実感させられる(間違っているかも知れないが)。
c0252688_02082314.jpg
 何枚も写真を撮ったが、キリがないのでもう一枚だけ。講堂、金堂、五重塔の並びがよく分かると思ったので。
c0252688_02041312.jpg
 仁王門(中門)。さっきは亀池があるので北側から回ったが、どう考えてもこちら側(南側)が正門だな。
c0252688_02070930.jpg
  太子殿(精霊院)。こちらが前院で奥院は立入禁止になっていた。こっそりのぞきに行こうとしたら係の人に見咎められ、止められてしまった(失敗、失敗)。
c0252688_15334724.jpg
 茶臼山。大阪冬の陣では家康の、夏の陣では真田幸村の本陣となったことで名高い。茶臼山古墳というのは固有名詞ではなく、前方後円墳が茶臼に似ていることから来る一般名詞らしい。
c0252688_12523561.jpg
 天王寺駅まではあべのハルカスが目印になる。日本一の高さを誇るビルにはさまざまな近代的設備が施されたというこだが見学は遠慮する。
c0252688_13013186.jpg
 大阪城公園駅を降りるとまずは太陽の広場と名付けられたエリアが大阪城ホールまで続いている。ここだけも広大である。大阪城に向かう前に左側にみえる(かげになってしまっているが)キャッスルガーデンで遅めの昼食をとる。私にしてはおしゃれなランチタイムとなる。
c0252688_13063157.jpg
 大阪城ホールにつきあたって左折し、さらに歩いて行くとようやく大阪城のエリアに入ってくる。青屋門をくぐると外堀の内側になる。
c0252688_13060326.jpg
 こちらが内堀である。
c0252688_13073783.jpg
 極楽門を渡ると本丸。天守閣がそびえる。大阪城の歴史については繰り返さないが最上階の楼閣だけが黒作りになっている。いつの時代かに再建されたとき、ここだけ秀吉の時代の雰囲気を残したのだろう。
c0252688_13075942.jpg
 桜門から本丸を抜けると空堀になっている箇所があった。西の丸庭園をみてもよいと思っていたが、通り抜けは出来ないということだったので、反時計回りに梅林を通過して帰路についた。途中で蓮如ゆかりの碑があったりして、こちらはこちらで興味深かった。そのまま大阪城公園駅から大阪駅に向かう。
c0252688_13084568.jpg
 大阪駅からは神戸線で元町駅まで。神戸もまったく不案内であったが、三宮・元町あたりがさしあたっての観光スポットらしいということで元町に宿をとった。
c0252688_13194107.jpg
 宿はスマイルホテル神戸元町。ネットで探したら格安ということでヒットした。朝食付きで4200円は40年は前の価格である。駅からは徒歩5分、玄関を出てすぐが中華街南京町の入り口である。部屋は極狭だったが、どうせ寝るだけだから、少しばかり広いだけなら他を探す必要もない。
c0252688_13195642.jpg
 到着は17:00過ぎ。西日が強く、1枚目の西安門も門をくぐった側から撮ったものだし、下の街路の様子も西日が強く当たったところは補正してアップした。
c0252688_16220115.jpg
 南京町を通り抜け、右折して神戸港に向かう。メリケン波止場前の交差点を渡るとメリケンパークになっている。
c0252688_16221980.jpg
 パーク内にさまざまなオブジェが設置されているのはガイドブックで知っていたが、いきなり現れたフイッシュダンスには驚かされた。まずその大きさ、つぎに海辺なのになぜ鯉なのか? あとで案内板をみると、鯉川の川尻に位置するところからで、メリケンパークの竣工にあわせ、アメリカのフランク.O.ゲーリーがデザインし、安藤忠雄監修のもとにチェーンリンクメッシュで制作されたとある。安藤忠雄は好かないが、この人を食った造形には感心した。
c0252688_17160086.jpg
 神戸港震災メモリアルパークとある。入り口付近の一角を阪神淡路大震災の被災時のまま残したものとのことだ。
c0252688_17203218.jpg
 広々とした公園は市民たちにもさまざまに活用されているらしい。近々、花火大会も開催されるとあった。
c0252688_17310668.jpg

 神戸オリエンタルホテルは今やランドマーク的な存在となっているのだろうか? ガイドブックで神戸港が紹介されている写真には必ず写っている。右奥に見える大観覧車は対岸の埠頭になる。そこまで歩いていくつもりだったが、あまりに暑さが衰えないので遠望して満足することにした。

c0252688_17322733.jpg

 ランドマークといえばやはり今でもポートタワーの方か? 逆光気味なので翌朝取り直すことになる。

c0252688_17325102.jpg

 パークを出るときにもう一度フィッシュダンスを反対側から。やはり人を食った、としかいいようがない。見えにくいが脇を通り過ぎようとする人と比べてみるとその巨大さが知れる。この日はそのまま南京町で夕食をとり宿に帰った。
   ※
 さて、大阪・神戸の旅②のアップが遅れたのは、画像をアップロードするとエラーが出てしまうようになったからだ。「アクセスが集中しているかページに不具合があるため」というメッセージは何回か目にしたことがあるのだが、少々思い当たることがあった。エキサイトブログを始めて5年半、フリーのまま使ってきたが、いよいよ限度の1Gを超えたことが原因ではないか? そこで過去の何枚かの写真を削除してみるとアップロードできる。「1Gを超えました」というメッセージが出たわけではないが、間違いなかろうということで昨夜のうちに有料版にコース変更した。
 ところが、時間をおいてみても、ログインのし直しをしてみても、なかなかコース変更が反映されない。つい先ほど、②に予定していた最後の数枚がロード出来たので投稿にこぎつけたのだが、ここでも何回か失敗している(今度はうまくいったのか?)。
 コース変更の反映まで最大24時間とあったから、もう8時間ほど待ってみるしかないが、こうなると本当の原因は何だったのかということになる。有料といっても月額240円程度のことだが、歳をとってくると私に何かあったときに中止できる者がいるのか、とか、最近訪問者も減ってしまったしなあ、とか、ついくよくよと考えてしまいがちなのである。(ブツブツと見苦しいかぎりだったが翌日には解決をみた。)

 GM5+OL9-18mm、TXI


by yassall | 2018-08-11 01:12 | 風景 | Comments(0)

大阪・神戸の旅①

 7月30、31日の日程で全教・学校図書館学習交流集会が開かれた。私と同交流集会との関わりについては2014年8月に群馬で開かれた集会に参加したときの報告に書いた。Kさんから誘われたのは7月1日の9条の会の総会・学習会のときだった。群馬集会のときからでさえ4年も経っているし、Kさんとは違ってそもそも私は学校図書館職員が本業だったわけではない。新しい参加者も増えていることだろうし、私のようなものが同席することで違和感を感じさせることにもなりかねない。
 ただ、今年は大阪が会場で夜の交流会には日高教時代に面識を得たOBOGの人たちも参加するという。「それなら夜の交流会だけ参加するよ」ということで手配してもらうことにした。最初は宿も別にとるつもりだったのだが、要項には30室ほどシングルルームを押さえたとあったので、「もし余裕があったら」ということで参加状況を確認してもらった。最終締め切りを待ってから空き部屋があるとの連絡をいただき大阪での宿を確保した。
c0252688_15305567.jpg
 大阪行きを決心したもうひとつの理由は、これを機会に大阪・神戸を回ってみよう、ということであった。実は大阪は初めてなのである。であるので、当日の参加受付もOさんに任せ、最初から気分は観光である。(現役であるOさんは過去の経緯から私にも学校図書館の現状を把握させたがっていたようで、分散会名簿にも私の名前が入っていた。なのにハナから観光気分というのもいい加減なものだと自覚はしている。ごっそりいただいた資料やレポートはきちんと持ち帰ったし、読み込んでいる最中なので勘弁して欲しい。)
 さて、写真は地下鉄の淀屋橋駅から地上に上がったところ。正面の淀屋橋を渡ったところが中之島で、右手のビルは大阪市役所である。御堂筋線一本で、新大阪からものの10分もかからず到着する。宿はここからほど近いセンターホテル大阪、大きい荷物だけあずかってもらい、さっそく街歩きに入ろうという算段である。
c0252688_15310664.jpg
 宿のすぐそばに緒方洪庵の適塾跡があるという。月曜休館ということだったが、ここにあったのだなということと雰囲気だけ知れればいいので、外観だけ写真におさめた。
c0252688_15312802.jpg
 心斎橋は淀屋橋から2駅である。道頓堀界隈が最初の目的地だが、御堂筋を南下していく途中にアメリカ村があるというので横道に入ってみる。昔はどうだったのか分からないが、今は近代的な商業ビルが並ぶ一角で、地元の人やら観光客やらでたいへんな人出だった。
c0252688_15312000.jpg
 こんなペインティングがされたビルもあった。
c0252688_15313841.jpg
 御堂筋から一本東に入った心斎橋商店街を歩いて行くと道頓堀川の戎橋に到着する。見覚えのある景色が広がる。
c0252688_15320722.jpg
 大阪では南北に走る道路を筋、東西に走る道路を道と呼ぶとのことである。グリコの看板が見える写真が戎橋の南側、こちらが今まで歩いてきた北側である。ともかく賑わいが一通りでない。
c0252688_15321527.jpg
 これが道頓堀川。宮本輝の小説を読んだときから一度来てみたかったのである。
c0252688_15323180.jpg
 道頓堀界隈にいる間にも何隻も水上バスが行き交った。
c0252688_15324257.jpg
 グリコの看板は対岸のデッキから撮るべし、とガイドブックにあったので、その通りにする。
c0252688_15325400.jpg
 ドンキ・ホーテのある大観覧車。乗ってみたら見晴らしがよさそうだったが、日差しが強く、中は蒸し風呂状態だろうと止めておいた。
c0252688_15330807.jpg
 さて、道頓堀ではグリコの看板ともうひとつ見なければならないものがある。くいだおれ太郎である。川筋から一本南側の道に入るがなかなか見つからない。
c0252688_15331823.jpg
 くいだおれビルは見つかるのだが、ポスターが貼ってあるばかりだった。
c0252688_15332792.jpg
 やはりあきらめない心が大切なのである(?)。先に発見したビルからさらに数軒先に中座くいだおれビルがあり、ようやくご対面となった。それにしても、肖像権侵害の心配はあるが、記念撮影のために人形の前に立つこの少年、どこかくいだおれ太郎Jr.の面影が……。
c0252688_15333792.jpg
 続いて法善寺横町を探す。ごらんのような細い路地であるが、昔の流行歌(「月の法善寺横町」)にあった板前修業の歌詞のせいか、両側にならぶ割烹料理店はどこかあか抜けて高級そうにみえる。
c0252688_15340250.jpg
 路地を入ったところには織田作之助の文学碑もあったりした。
c0252688_15341853.jpg
 これが法善寺。小さな境内であるが寄進者の氏名を刻んだ石柱には私も知るような著名人の名も連ねられており、大阪人の信仰を集めている様子が知れる。
c0252688_15342733.jpg
 法善寺は浄土宗のお寺であるから阿弥陀如来が本尊であるが、こちらの水掛不動尊の方で有名かも知れない。
c0252688_15344079.jpg
 阪神なんば線が地下を通る大通りを渡ると千日前の入り口がある。
c0252688_15345304.jpg
 こちらもたいへんな賑わいである。
c0252688_15350552.jpg
 千日前通をすすみ、なんば南海通と交差する先にあるのがなんばグランド花月である。
c0252688_15351476.jpg
 西川きよしに似せた着ぐるみが呼び込みの真っ最中である。この暑さの中、熱中症は大丈夫だろうか?
c0252688_15353411.jpg
 なんば南海通りを抜けたところにあるのが高島屋本店。心斎橋からなんばあたりを総称してミナミということになるらしい。
c0252688_15354601.jpg
 御堂筋線なんば駅の入り口。1駅分歩いたことになる。
c0252688_15360233.jpg
 淀屋橋駅までもどる。まだ時間があるので栴檀木橋から中央公会堂を望む。
c0252688_15362038.jpg
 中央公会堂も見ておきたかった建物だ。学習交流集会の会場にもなったらしい。宿からも近く交通の便も良い。
c0252688_23565926.jpg
 大江橋を渡りながら中之島を抜ける。遠方にかかる橋は水晶橋である。
c0252688_15363261.jpg
 さらに北上するとフェニックスタワーが見えてくる。交流会の会場はこのビルの27階にある燦というkitchen&Barである。階上からの眺望がすばらしく良かった。
   ※
 開会は18:30と聞いたが、汗まみれになったTシャツだけでも着替えたかったので、18:00には会場に入った。交流会担当の大阪の役員の方が先行して会場入りしていた。何人かは見知った人であった。1日目は何コースかに別れて各地で活動していたようである。三々五々、参加者が集まってくる。結局、開会は19:00ということのようだった。
 学校図書館職員部会では大阪が部長、埼玉が事務局長という組み合わせになることが多かった。歴代の部長であるMさん、Iさんの顔が見える。一番お会いしたかったのは政策検討委員会でご一緒したHさんである。最初お顔が見えなかったが、参加者の紹介コーナーで名前が呼ばれ、いらしていることが分かった。お元気そうな様子で安心した。大阪まで行ってよかったと思った瞬間だが、考えてみれば委員会が開かれている間、Hさんは毎回東京・麹町まで通って来られたのである。改めて頭の下がる思いがした。

 GM5+OL9-18mm、TX1



by yassall | 2018-08-09 00:17 | 風景 | Comments(2)

ひたち海浜公園とあしかがフラワーパーク

 5月1日、ひたち海浜公園とあしかがフラワーパークの花めぐりのツアーに参加してきた。今年の花々の開花情報から、よほどキャンセルしようかと考えたが、せっかくなので出かけてきた。
c0252688_16501379.jpg
 ひたち海浜公園は昨年の秋に続いて2回目。前回は見頃直前というコキアはまあまあとして、雨風はげしく、ともかく天候に恵まれなかった。今回は春のネモフィラでリベンジをはかりながら、みごとに返り討ちにあったというところだろうか?
c0252688_16502414.jpg
 ネモフィラは小さな花で、近づいてよく見てみると一輪一輪はまだまだ元気に咲いている。確かにピークは過ぎてしまっているが、よくぞ持ちこたえていてくれたともいえる。それでも、この青空の下、丘全体を真っ青に染める景色を見たかったという思いは残る。
c0252688_16504804.jpg
 いっそ主役を変えてみようかというところ。まあ、このへんがあきらめどころだろう。
c0252688_16495509.jpg
 朝7:30に上野を発ち、9:30の開園と同時に入ったので、時間に余裕を持って園内を散策することが出来た。
c0252688_16414795.jpg
 あしかがフラワーパークの大藤も似たような状況だった。いつかの亀戸天神ほどではないにしてもやはり寂しい。

c0252688_16531436.jpg
 白藤も同じような状況。これは裏側だが、盛りのときは支柱高く何段にも渡されたパイプから垂らされ、大滝に見立てられている。まあ、空はきれいなので。
c0252688_16525573.jpg
 黄藤は少し開花が遅いのか、色もかたちもきれいに咲いている。亀戸天神でも黄藤は残っていた。
c0252688_16512782.jpg
 フラワーパークというだけあってその他にも様々な花が咲き誇っていた。
c0252688_16514151.jpg
 いくつかアップしてみる。
c0252688_16520073.jpg
 根津神社のつつじ苑では見頃を過ぎていたツツジもきれいに咲いていた。
c0252688_16521175.jpg
 種類も多いようだ。
c0252688_16522212.jpg
 もともと花園というのか西洋庭園風にガーデニングされた空間も好きな方なので園内めぐりは楽しかった。手入れも行き届いていた。
c0252688_16533314.jpg
 あきらめきれないので最後に藤の写真をもう一枚。


 EM10Ⅱ+9-18mm、TX1


by yassall | 2018-05-02 18:06 | 風景 | Comments(0)

桜2018⑤千曲川桜並木、そして雪の大谷

c0252688_18555168.jpg
 4月19日、立山黒部アルペンルートのツアーに参加してきた。お目当ては雪の大谷である。2年前にも一度チャレンジしたのだが、あいにくの荒天でさんざんだった。そのとき同行したKさんに「再チャレンジしない?」と声をかけたら即座に「しましょう!」という返信があり、川越発のコースを選んでの二人旅となった。前回は時期も遅かった。今年は4月16日に開通という情報だったので、その週のうちにと3月の初めには申し込みを済ませた。
c0252688_18520649.jpg
 アルペンルートに入るのは2日目になる。1日目のだきあわせ企画は当初高遠コヒガン桜の観桜だった。ところが今年は桜の開花が早く、高遠のコヒガン桜もとうに満開の時期を過ぎ、15日には散ってしまったという。そこで千曲川桜並木にコースを変更するとの連絡があった。高遠城趾も行ってみたかったのだが、メインは2日目にあるのだし、また機会もあるだろうとあきらめた。千曲川桜並木の桜は八重桜で、こちらはまだ4分咲きくらいだろうか?
c0252688_18511576.jpg
 桜並木は4kmにわたるという。我々は小布施のスマートインターを降りてすぐのあたりを散策した。見ると1本1本に名札がかかっている。何でもオーナー制になっていて、誰でも一定の金額をだせば持ち主になれるのだそうである。つまり新方式によってまだ造成されはじめたばかり桜並木ということになり、確かに木もまだまだ若い。ただ、八重桜にしたのはアイデアで、数十年後には隠れた名所になるかも知れない。
c0252688_18514066.jpg
c0252688_18513008.jpg
 妙高山、戸隠山など、北信五岳を展望しながら桜を愛でる。
c0252688_18522936.jpg
 小布施にも立ち寄る。北斎にゆかりがあるというのは初めて知った。北斎記念館が建てられていいる。
c0252688_18521831.jpg
 北斎をこの地に招いたのは高井鴻山という豪農であったという。その高井鴻山の記念館も作られていた。エリアとしては狭かったが、趣のある観光地として整備されていた。
c0252688_18524642.jpg
 今回は扇沢側からルートに入る。宿は白馬にとった。早朝6時に出発し、7時30分発の始発に乗る。ちなみにトロリーバスは今年で廃止だそうである。これから上へ登っていくにしたがって山の気色が変わっていく。
c0252688_18531876.jpg
 トロリーバスで赤沢岳のトンネルを抜けると富山県である。黒部湖の標高は1470m。ここで40分ほど見学時間をとる。扇沢とそれほど標高は変わらないが、いかにも深山に分け入ったという感じである。朝日で山頂が輝きを増してくる。
c0252688_18532741.jpg
 しだいに日が高くなって行くのが分かる。静かである。
c0252688_18533698.jpg
 黒部湖から黒部平へ抜けるケーブルカーは地中を走る。黒部平から大観峰までのロープウェイには支柱が本もない。いずれも積雪への対策である。大観峰の標高は2316m、黒部湖がはるか眼下に見える。
c0252688_18534798.jpg
 大観峰からふたたびトロリーバスに乗り換え、ようやく室堂に到着する。ターミナルの展望台から雪の大谷として開放されているあたりを展望する。
c0252688_18540956.jpg
 1週間前の天気予報では週の後半は思わしくなかった。だが、高気圧の到来が早まって、すばらし青空が広がる天気となった。
c0252688_18542065.jpg
 今年の雪壁の最高地点の高さは17mとあった。海外からも大勢の観光客が訪れていた。
c0252688_18544629.jpg
 バスが通るとその高さが際立つ。
c0252688_18545795.jpg
 引き返しながら何度も振り仰いで見てしまう。
c0252688_18551325.jpg
 ターミナルの反対側にあたる室堂平にも絶景が広がっていた。写真でこのスケール感が伝わるだろうか。
c0252688_18552155.jpg
 あまりの天気のよさで、雪山を写そうとするとEVFでもブラックアウトしてしまい、構図も露出も確かめられない。勘でシャッターを切るしかなく、プラス側に補正しすぎて何枚も使いものにならなくしてしまった。
c0252688_18553309.jpg
 ターミナルの近辺にも雪の大谷のミニ版が掘られていた。
c0252688_18554215.jpg
 ハシゴが渡されているのはご愛敬であある。それでも白と青とのコントラストは美しい。曇り空ではこうはいかない。



  G8+12-60mm、ZR4000
 

by yassall | 2018-04-24 00:36 | 風景 | Comments(0)

桜2018④身延山しだれ桜・富士山本宮浅間大社

c0252688_16435949.jpg
 4月2日は山梨から静岡にかけての旅である。メインは身延山久遠寺、日蓮宗の総本山である。
c0252688_16441569.jpg
 287段の階段。先日のみかも山に続いてまた山登りかと覚悟し、実は伸縮式のトレッキングポールを携行していった。
c0252688_16444120.jpg
 しかし、このような斜行エレベーターが設置されていて、楽に本堂まで上っていくことが出来た。もちろんストックはバスの中に置いていった。
c0252688_16454520.jpg
 堂内は撮影禁止とあった。堂外も禁止とはなかったので、境内の様子を写真に収める。加山又造の金の黒龍もしっかり見てきた。お坊さんがいたので一応聞いてみたが、黒龍も撮影禁止とのことだった。
c0252688_16453142.jpg
 久遠寺はしだれ桜で名高いとのことである。
c0252688_16461032.jpg
 きれいな桜の下にはやはり人が集まる。
c0252688_16462020.jpg
 私も近寄って撮影させてもらう。
c0252688_16463823.jpg
  境内には五重塔の他、いくつもの伽藍が立ち並び、ロープウェイの先には奥の院もひかえる。さらに山裾に向かって数多くの僧坊や道場が建てられている。総本山と呼ぶにふさわしい一大宗教施設であった。
c0252688_16471722.jpg
 続いて富士山本宮浅間大社に向かう。なかなかのおおやしろであるが意外と庶民的で嫌みがないと思った。
c0252688_16470245.jpg
 参道に入る前に富士山が見えた。この日は朝から薄曇りで富士は諦めていたのだが、さすがにそばまで来ているのだなと実感する。
c0252688_16473645.jpg
 そろそろ日が傾きかけてきた。参拝を済ませた後、桜の撮影に移る。近寄るとそろそろ葉が出てきたのが見てとれる。
c0252688_16475124.jpg
c0252688_16480380.jpg
c0252688_16481520.jpg
 もうすぐ花心が赤くなってくるころだろう。今日あたりが最後だったのかも知れない。
c0252688_16483070.jpg
 この日、午前中には歌舞伎文化公園にも立ち寄った。市川團十郎発祥の地だそうで、住所は山梨県市川三郷町とあった。城郭造りだが文化資料館として建てられた新しい建築である。
c0252688_16484014.jpg
 観光名所というより町の人々の憩いの地という感じだった。
c0252688_16485180.jpg
 釈迦堂PA近辺には桃園が公開されていた。如何せん滞在時間が短すぎた。桃なら古河公方公園で見たし。
    ※
 ところでこの日は久しぶりにD3300を持ち出した。携行機材の重さを気にせずすんだり、ワイナリーでワインの試飲が出来たりするのはバス旅行の利点ではある。ただ、ミラーレスに慣れてしまうと一眼レフは露出補正が難しいと改めて思った。

  D3300+18-55mm、ZR4000





by yassall | 2018-04-04 18:49 | 風景 | Comments(2)

桜2018②太平山・みかも山・古河公方公園・権現堂桜堤

c0252688_23435229.jpg
 29日は北関東をめぐるツアーに参加してきた。朝8時に新宿を出発し、最初に向かったのは太平山である。日本のさくら名所100選に選ばれているとのことだったが、麓の方では満開だったのに対し、山頂はまだこれからという感じだった。謙信平はこの地で北条と和睦した謙信が関東平野を眺めてその広さに感じ入ったというところからだそうだ。
c0252688_23442146.jpg
 太平神社にも参拝しては来たが、枝垂れ桜もまだまだなのか、すでに盛りが過ぎたのか、少々がっかりだった。
c0252688_23440634.jpg
 山本有三の文学碑が建っているというので探してみた。
c0252688_23444665.jpg
 みかも山はカタクリが群生しているというのでコースに入った。かなりの急勾配である。
c0252688_23443029.jpg
 カタクリはユリ科の多年草で「春の妖精」と呼ばれているそうだ。
c0252688_23450860.jpg
 こんなデッキが観賞用に設えてあるのだが、ここまで来るのに下のような山道を15分ほども登らなければならない。
c0252688_23445977.jpg
 冬の運動不足がたたってすっかり息が上がってしまった。少しばかり恨めしい気持ちが残った。
c0252688_23460313.jpg
 栃木県から茨城県に移る。古河公方公園では桃まつりの真っ最中である。天候もうららかさを増してきた。
c0252688_23480156.jpg
 桃まつり娘(だったか?)が来場者をもてなしている。あまり和服を着慣れていない様子だが、華やかではある。

c0252688_23451849.jpg
 園内はかなり広く、色とりどりの桃の花が咲き誇っていた。

c0252688_23461520.jpg
c0252688_23452796.jpg
c0252688_23453684.jpg
 3枚目は寒緋という品種だそうだ。
c0252688_23454961.jpg
 数は少なかったが桜も見頃だった。
c0252688_23471647.jpg
 埼玉は幸手市に入る。一番のお目当ては権現堂桜堤だった。幾重にも桜並木が続き、花見客でごった返している。屋台もたくさん出ていて盛況の様子だった。
c0252688_23465227.jpg
 桜は満開なのだが菜の花の方が少しボリュームに乏しかったのでトリミングしてみた。
c0252688_23472900.jpg
 桜の撮影も存分に楽しんだ。

 G8+12-60mm、ZR4000



by yassall | 2018-04-01 00:30 | 風景 | Comments(0)

紅葉2017④蒲生の棚田・美人林・椿寿荘・黄金の里・弥彦公園

c0252688_12145519.jpg
 ツアー2日目。蒲生の棚田(十日町市)は日本の里100選に選ばれている。今回のツアーで最も楽しみにしていた撮影スポットであったが、家に帰ってパソコンのモニターで開いてみて、もっともがっかりしたのがこの地での写真だった。
 全体にぼやけてしまっているが、プリントしてみると細部が解像されていないわけではない。当日はあいにくの曇天、パンフォーカスにしたかったのでf8をキープしていたためISO感度が上がり、大量にノイズが発生してしまったのが原因ではないだろうか? だとすれば、三脚を用いて低速シャッターに耐えるようにしなければならない。
c0252688_18132750.jpg
 色調も崩れていたのでいっそモノトーンにしてみたらどうかとフォトショップで色を抜いてみた。なんだか墨絵風といえなくもない(?)。最初からモノクロで絵づくりをねらうのも手かも知れない。
c0252688_12161195.jpg
 美人林は同じ十日町市にあるブナ林である。昭和初期、木炭にするために伐採され、一度ははげ山になったのだが、あるときいっせいに若芽が生えだしたのだそうだ。その後、杉林に変えたらどうかという話も持ち上がったが地主が拒否。いつしか野鳥の宝庫になったり、森林浴が流行したりするうちに観光客が集まるようになったとのことである。私はツアーに組まれていたことで始めて知ったが、思いがけない拾いものだった。
c0252688_12162570.jpg
 とはいえ、ただでさえ曇り空のところに暗い森の中だから写真にするのは難しい。
c0252688_12560908.jpg
 林以外には何もない。それでも、いつかまた来てみたいと思わせる場所であった。
c0252688_12170495.jpg
 椿寿荘(田上町)は豪農原田巻家の離れ屋敷。ただし、写真は母屋(?)の表門。公開されている離れはもう少し先の入り口から入る。
c0252688_00575334.jpg
 離れとはいえ、玄関は大名玄関、上段の間から三の間までに脇の間、さらに奥の間、奥次の間までついた、贅を凝らした造りである。座敷から主庭をのぞむ。露出が中途半端になってしまったのとホワイトバランスにも狂いがある。まあ、写真には記録の要素もあるので。(その後、補正をほどこして差し替えた。さて、どちらがよかったか。)
c0252688_12172243.jpg
 黄金の里(五泉市)は公孫樹の紅葉で知られる。その昔、慈光寺の住職が非常食として銀杏の実が得られるよう栽培をすすめた、というような逸話が残されているそうだ。黄葉はなかなかのものだったが、名前の通り広く里全体に植栽されているもので、バスの中からの観賞となった。バスの駐車場からは慈光寺への山道があるばかりである。
c0252688_12173285.jpg
 最後の訪問地は弥彦神社とそのご神体である弥彦山である。さすがに越後国一宮の風格がある。
c0252688_12174484.jpg
 参拝を済ませた後、ロープウェイで山頂へ。弥彦山は標高634m、東京スカイツリーと同じ高さである。
c0252688_12222058.jpg


 麓にいたころからポツポツ来だしていたのだが、到着するや山頂はごらんのような濃霧につつまれた。ツアーとしてはメインに位置付けられていたようだが、私はそれほどでもなかったので、午後から雨という天気予報がここまでもってくれただけでむしろラッキーという感じだった。つけ加えるとこの日は家に帰り着くまで一度も傘を差さずにすんでしまった。
  
 G8+12-60mm、ZR4000

 さて、ここからは自分のための覚え書きである。今回の撮影結果について納得がいかなかった理由を考えてみる。最初に考えておかなくてはならないのは、カメラという機械がその性能の範囲で作り出す画像と、ファインダーをのぞいていた人間の記憶との間の差異である。人間の目は明暗比や被写界深度をカバーしてしまう優れた特性がある(その反面、自分の関心の外にあるもの、見たくないものを無視してしまうという弱点もある。画像を見てみたらトイレの看板に気づかず人物写真を撮っていた、というようなケースである)。カメラの性能を知り、自分がみているものがカメラにはどう写るかを意識しておかなくてはならない。
 その上で、
①今回、パソコンを新調し、今までと違うモニターで画像をチェックした、というのは大きいと思われる。フルHDではあるが15.6inchのノートパソコンではやはり作業がしにくく、もう少し大きい画面だったらなあ、といつも感じていた。HDMIケーブルでTVとつないでみたり、いっそモニターだけ新調しようかと考えたりしたが、どうにも行き詰まっていた。そこへ、近所で開店したJoshin電機のチラシにほぼ条件にピッタリで、しかも格安のパソコンが掲載されていたのである。
 条件というのはオールインワンのデスクトップでモニターは21.5inch程度まで、そして最大の決め手はノングレアであることだ。このノングレタイプの製品が国産ではなかなかないのである。17inchのノートパソコンも候補にあげてみたが、見つかったのはHPの製品だけだった。また、ノングレタイプのモニターは事務作業用に作られている場合が多いとのことで、それらは写真を見るにはあまり適していないのである。
 新調したのはlenovoの製品で、CPUがcorei3なのは現有のノートのi7より非力になるが、メモリーはJoshinの特別仕様で8GBに増設されており、私の使い方ならまず不足はないだろうと踏んだのだ。届いたのが5日の日曜日。1日半であわてて最低限のセッティングだけして旅に出た。
 そんなわけで、画像をチェックしていてガッカリしていたとき、真っ先にモニターの性能を疑ったのある。おかしいなあ、USBメモリーを持ち込んで画像をチェックさせてもらったはずなのになあ、でも確かに暖色傾向が強かったかなあ、「格安」に惑わされてしまったかなあ、などとすっかり落ち込んでしまったのである。

 その後、同じ画像を前機種のノートパソコンでも確認したり、過去の画像を閲覧したりしているうちに、これはそうでもないぞ、という気になってきたのである。画面が大きくなった分、アラも目立つようになった、というのは確かにある。また、フルHDとはいえカメラ側の作った画像を十分に映し出しているかというと、その点でも疑問が残る(実際、少し拡大してみた方が画像が鮮明になることが多々ある)。それらを頭に入れつつ、理由は他にもありそうだと考えたのである。

②撮影技術の問題としては手ぶれ機能への過信というのが考えられる。フィルム時代にはそんな機能のついたレンズやカメラはなかった。その分、しっかり脇をしめてかまえるなどの基本があった。もう一度基本を思い出すべきである。
③過信といえばAFにもある。AFになってからは一眼レフのスクリーンマットだって当てにならなくなった。せめてピンポイントAFを多用すべきである。
④紅葉を撮るためには普段以上に細密な描写が必要となる。カメラの性能の限界はあるが、f値の選択、露出の決定、シャープネスやコントラストの設定などを研究する必要があるし、様々な値で枚数をかせいでおくことも心がけたい。
⑤赤色はとくに色飽和を起こしやすい。まだ上手く対処できていないのだが、露出を工夫してみるしかないのだろう。
⑥天候による光線条件だけはいかんともしがたい。それでも記録として撮っておきたい写真と、作品作りのための写真との区別は割り切って考えるしかないだろう。

というようなことを、ブツブツと考えさせられた撮影旅行だった。


 





by yassall | 2017-11-11 16:20 | 風景 | Comments(0)