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2017年 08月 29日 ( 2 )

「日本の家」展

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 2日続きの外出になるが、29日、歯医者通いのついでに「日本の家」展を見ようと竹橋の近代美術館まで出かけて来た。
 サブタイトルに「1945年以降の建築と暮らし」とあったので、もっと庶民の暮らしに即した、最大多数の人々が暮らす住宅を対象とした企画だと思い込んでいたのだが、実際は著名な建築家たちによる建築を時代を追いながら写真・設計図・模型で紹介していくという内容だった。美術館の企画によるのだからこれが当然なのだろうが、少々当てが外れた気持ちだった。
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 もちろん、それらにせよ、時代を反映したコンセプトによって裏づけられているのであるが、やはりデザイン優先で、実際に住みたい家とは距離があるように感じられてしまう。
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 住宅は寒冷地かそうでないかというような地域性、実際に家を建てようという土地の地形、住む人の生活スタイルといったものの制約を受けるのだろう。たとえば狭小地であるとか、土地に段差があるとか、そのような理想的とはいえない条件に挑戦した建築には引かれるものがある。暮らしやすさの工夫の中に、ちょっとした坪庭風の空間を設えることでかえって広がりを感じさせることがあるかも知れないし、そこに美の要素が加わることで愛着が生まれるのかも知れない。そんなことを考えながら帰路についた。

国立近代美術館 ~10/29


 

by yassall | 2017-08-29 19:45 | 日誌 | Trackback | Comments(0)

東京ノ温度第五回公演「まなつぼし」

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 28日、卒業生のみかわやこと葉山美侑から出演情報があったので東京ノ温度第五回公演「まなつぼし」を見てきた。小屋は前回と同じ新大久保、ホボホボである。
 作・演出は主宰者である川島広輝氏。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」には失われた第3稿が存在し、原稿から削除された記述から銀河鉄道を走行させることに成功する。乗客の深層心理を探ることで、現実世界とバーチャル空間の接点に死者と生者を再会させ、心の傷と向かい合うことで過去と和解し、自己を肯定していく勇気を与えられる……。
 芝居の内容をざっくりと紹介すればそんなところだろうか? 芝居も演出も前回同様尖ったところはない。「ワンシチュエーションコメディ」というコンセプトから、むしろ安心して見ていられる芝居をめざしているのかも知れない。それでもラストで、戦中に敵機による機銃掃射で命を落とした兄妹から託されたポーチに入っていた手紙の日付が「2045年…」とあったのが効いていた。「新たな戦前」とも評される現代を撃っていた。
 ところでみかわやの俳優生活も長くなってきた。28日は千秋楽であったので、最後に出演者のあいさつがあったのだが、みかわやが代表のような立場で最初のあいさつに立っていた。これからもいい芝居との出会いがあるといいのだが。


by yassall | 2017-08-29 19:18 | 日誌 | Trackback | Comments(0)