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2017年 08月 12日 ( 1 )

ベルギー奇想の系譜展

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 10日、夜の待ち合わせまでの時間にBunkamuraで開催中の「ベルギー奇想の系譜」展を見に出かけて来た。結論からいうと、予想通り?期待はずれだった、というしかない。
 2001年に新宿の伊勢丹美術館で「ベルギーの巨匠5人展」が開催されている。アンソール、スピリアールト、ペルメーク、マグリット、デルヴォーを集めた。今回もアンソール、マグリット、デルヴォーが並べられていたが、作品の力が弱く、数も少なかった。現代作家の作品も展示されていたが、新しい表現をめざしているようでいて、深みには欠けていた。
 展覧会の主題そのものは面白いと思った。「奇想」をキーワードに、中世にまでさかのぼってフランドルからベルギーにいたるまでの美術を系譜立ててみよう、というところだろうか? だが、ボスにしても、ブリューゲルにしても、版画以外にはオリジナルはなく、オリジナルと亜流との力の差はこれほどなのか、と思いを新たにさせられるばかりだった。たとえ悪魔が描かれているとしても、ルーベンスまで「奇想」に位置づけようというのもいかがなものか、とも思った。
 なかではデルヴィル「レテ河の水を飲むダンテ」(1919)とサードレールの「フランドルの雪」(1928)が良いと思った。
 まあ、悪口をいうならアップしなければよいのに、というのももっともなのだが、いちおう日誌として。
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 大規模工事中ということもあるのだろうが、渋谷はますます雑然とした発展をとげているようだ。新宿の方がはるかに大人の街のように見えてくる。好きになれない。といいながら、Bunkamuraへ出かけたときはなぜかこのビルを撮りたくなる。


by yassall | 2017-08-12 14:19 | 日誌 | Trackback | Comments(2)