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2016年 12月 10日 ( 1 )

2016年のニューフェイス

 年の瀬となった。今年もけっこうカメラに投資する羽目になった。その分に見合うだけの成果を上げているかどうかは別として、昨年に引き続き今年のニューフェイスとして紹介する。
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 LUMIXG8は今年10月の発売である。購入の動機は新機能による。2014年の「D3300でニコン再入門」で、①回折補正、②ボディ内手ぶれ補正の機能がついたら新機種を買ってしまうかも知れないと書いたが、それらに加え、③ローパスレス、④防塵・防滴、⑤マグネシウム合金製フロントケースという仕様になった。
 ⑤は「フロントケースだけ?」という疑問が湧かないわけではないが、高級感というより、前面を金属化することでレンズ保持能力が高まり、より手ぶれを押さえる効果が期待されるというのである。そのため、前機種と比較すると100gほど重さが増したが、本気撮りのときはそれも手ぶれの抑制に資するのある。
 このところ、Panasonicは4Kで売り出しているが、私は動画にはほとんど興味がない。ただ、⑥4Kフォトについては今回フォーカスセレクトにフォーカス合成の機能も加わって、何かのときには遊べそうである。
 発表は夏ごろだったろうか、「ついに出てしまった!」と「また出費がかさんでしまう」という微かな嘆きと、待ち遠しい思いでいた。それでも当初はテストレポートも出そろい、値もこなれてきた年明けころかと算段を巡らしていたのだが、正式に発表された仕様表やカメラ店で実物を手にしているうちに購入を先延ばしにする理由がなくなってしまったのである。
 実は4月に前機種にあたるG7を買った。G7本体より、キットレンズである14-140mmが欲しかったのである。Panasonicとしては2代目にあたるこの高倍率レンズはなかなか値落ちしなかった(現在は10000円ほど値を下げている)。キットで買うと5000円ほどで本体がついてくる計算になるので買うことにしたのある。
 このG7を下取りにするタイミングをいつにするかも、発売1月で購入に踏み切った理由である。ついでに書いておくと、このG7が思いの外に使い勝手がよく、G8が操作系を基本的に引き継いでいることも決断を後押しした。
 「紅葉2016①昇仙峡・河口湖畔」でG8を持ち出した。上に述べたことがカタログ上だけの性能ではなかったことを実感できた、と私は思っている。とくに河口湖畔の夜景は手持ちで1/2.5秒のシャッタースピードしか切っていないのである。
 また、これはG8に初搭載というのはないのだが、LUMIXは⑦空間認識AFと⑧ローライトAFを謳っており、このところ機会の多くなった舞台撮影にも有力だと考えた。11月の「2016年埼玉高校演劇中央発表会」の投稿で1枚だけアップしたので確かめて欲しい。
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 G8の標準キットレンズは12-60mmである。実はこれも私には2代目なのだ。35mm換算で24-120mmの画角は私にとって理想というのに近く、春の発売を待ってほどなく購入した。2代目とはどういう意味かというと、G7を下取りにしてG8のボディ単体を購入するより、レンズ共々下取りに出してキットで買った方が安価で買えてしまうことに気がついたのだ。もちろん1度目に購入した金額より下取り価格の方がかなり下回ってしまう訳なのだが、考えようによって、より安価に新機種が入手できるだけでなく、レンズも新品になってしまう結果になったのだ。
 ところで、「函館旅行」のところでも少し触れたが、このレンズの導入はサブカメラに対する考え方を大きく変えることになった。メインカメラの画角の不足をカバーするという意味ではほとんど不要になったのである。とくに望遠側については120mm以上を必要とすることはまずなく、これまで侮っていたEXズーム(場合によってデジタルズーム)がけっこう役立つ(少なくとも撮像素子の小さいカメラと比較して)ことに気づき、緊急用にはそれで十分だと得心するようになったのだ。広角側については24mm以上をカバーするコンパクトカメラは見当たらない(CASIOに1機種あるが今度は望遠側が不満で本体サイズも大きい)。 
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 続いては同じLUMIXのTX1である。購入は5月。これも発表当時から発売が待ち遠しかったカメラである。決め手は1inchセンサーでありながら25-250mm(35m換算)の高倍率レンズをそなえていることと、簡素ながらETVが付いていることである。その分、110.5x64.5x44.3 mm(総重量310g)とコンパクトカメラとしてはやや大柄なのだが、最強のサブカメラになると確信して購入した。
 だが、いざ使い始めてみると、もしかすると出番がないかも知れない2台目として、主として記録用として持ち歩くにはやはり荷厄介だった。また、1inchセンサーのゆえなのだろうが、引き延ばしてみると画面は鮮明(つまりソフトでごまかしていない)なのだが、被写界深度が浅くなるせいか、今ひとつピリッとしない印象だった。
 その後、サブカメラというより、メインカメラとして使用すべきなのではないか、と思い直し、あれこれ設定を変更してみたりした。「紅葉2016②森林公園」で使ってみて、ようやくポジションを得たという感じになった。今度は少々シャープネスが高すぎる気もするが、私はもともとカリカリ、パリパリ(場合によってはガリガリ)の絵が好きなのだ。
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 右側がG7のキットレンズだった14-140mm(35mm換算で28-280mm)である。比較のために左側に置いたのはフィルム時代に使っていたTAMURONの28-200mmレンズ(同画角のレンズはNikonも持っていたし、TAMURONも2代目。この代になってずいぶんコンパクトになった)。
 入手して一番役に立ったと実感したのは舞台撮影のときである。主として45-200mmを使って来たのだが、舞台全景を撮るためにはどうしても標準域のレンズをつけた2台目が必要になってしまう。このレンズであれば全景からアップまで一気に画角を変化させることが出来るし、第一に装備が格段に軽量になるのである。望遠側が不足することがあるが、先に述べたEXズームあるいはデジタルズームを試してみたところ、(私としては)十分に満足できる結果が得られたのである。
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 専用のフードを装着したところ。今年は他にSIGMAの19mmも買った。廉価な割に単焦点レンズらしく描写はすこぶるよい。TX1の実力が分かってきたので、GM5に19mmかOLYMPUSの9-18mmをつけて2台で持ち歩くか、G8とSONYのRX100の組み合わせでロケに出るか、当分の間、このあたりが基本的な撮影スタイルになりそうな気がしている(もちろんそれぞれ単体でも可である)。わざわざ、当分の間、と書いたのは、少なくとも来年はこの「今年のニューフェイス」を書かなくて済みそうだ、という意味である。どうだろうか?


 TX1の実力と書いたが、次の一枚を撮ったとき、ほぼ確信のようなものが生まれた。下のD3300の一枚と比較してみると、もちろん季節と時間帯の違いはあるが、条件によってAPS-Cと十分渡り合えると思ったのである。ボケ味などに違いが出るが、つまりはどのカメラを選択するかは用途によるのである。
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 TX1による画像。

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D3300による画像。

【追記】
 2月8日、パナソニックはLUMIX G8のファームウェアを更新した(Ver.1.2)。動画撮影時、撮影待機中のボディ内手ブレ補正による動作音を改善したというので、さっそくダウンロードし、バージョンアップした。確かに気になっていた動作音がピタリと止まった。これで天下無敵である。(2017.2.9)




 


by yassall | 2016-12-10 17:46 | カメラ談義 | Trackback | Comments(2)