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2013年 07月 29日 ( 2 )

信越秘境の旅・後編

 宿泊は白馬。ただし、2日目の行程はすべて新潟下越ということになる。ホテル出発時からマイクロバスに乗り換え、最初に訪れたのは雨飾山麓しろ池の森。
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 今日は1日にガイドがついたが、ガイドがつくと一般車両通行禁止道路のゲートの鍵が借りられるらしい。まあ、池自体は変哲もないが、塩の道であった糸魚川街道のルートであったらしい。
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 次は糸魚川不動滝(不動滝の名称は各地にある)。山道をかなり走った後、駐車場から坂道を下りていくと滝が顔をのぞかせる。
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 落差は70m。三段に落ちているとのことだが、どこが段差だかよく分からなかった。
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 一帯は今はキャンプ場として整備されているが、かつては水田があったとのことである。そういえば山道を登ってくるときも廃屋となった民家が散見された。限界集落化がすすみ、無人となってしまった集落も多いとのことだった。
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 明星山南壁。440mの岩壁はロッククライミングの人気スポットだそうだ。18mm相当の広角レンズをもってしても収まりきらない。
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 次はヒスイ谷。名前のとおりヒスイの産地とのことでである。
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 最後の訪問地は高浪の池。到着が12時だったが、ここで天気予報通り雨が降り出した。レストランがあり、雨宿りをしながら昼食をとる。雨の止み間をねらって写真撮影。なんだか幻想的な風景になった。
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 今回の小旅行ではRX100の試写という目的もあった。詳しくはそのうち始めようと思っているカメラ談義に譲るが、どうも最近は小型カメラの方に関心が向かう。それだけ性能が向上したということなのだと思うが、1型(1インチ)センサーらしく、エッジが強調されすぎない自然な描写が得られる反面、マクロに弱く、28-100mm相当のレンズだと広角側・望遠側ともにサブカメラとしては物足りないという印象だろうか。まあ、もう少し使いこなしてみないと何ともいえない。(今回のショットでは糸魚川街道跡と不動滝遠景がRX100によるもの。)
    ※
 今回の旅行を終えて感じたことは、天候が思わしくなかったせいもあるが、見てきたものに比較して思うような写真が撮れなかったことがある。何を、どのような条件で、どう撮るか、もっと研究が必要だ。気がつくとただ漫然とカメラを被写体に向けている。
 もうひとつは、どこで、何を見るか、ということ以外に、どこで、どのような時間を過ごすか、という目的が旅行にはあるということ。後者の方でいうと、ツアー旅行はその目的には不向きであるのは確かだ。旅の仕方が単調にならないために今後どんな工夫が出来るか考えてみたい。

 G5+OL9-18mm、RX100
by yassall | 2013-07-29 13:40 | 風景 | Trackback | Comments(2)

信越秘境の旅・前編

 自分の旅のスタイルとしてバスツアーを選択するようになるとは思ってもみなかった。時刻表を見ながらあれこれ旅のプランを考えるのは好きな方だったたし、定年後は時間だけはたっぷりあるわけだから、それこそ風まかせにあちこち出かけて行きたいなどと夢想していたのだった。
 ところが、いざその境遇になってみると、1泊あるいはせいぜい2泊以上家を留守にするのがためらわれる事情があったりと、なかなか思い通りにならないでいる。
 それでも、旅行会社が企画したツアーなどというものは結局お仕着せなのだ!と遠ざけていたが、一昨年の秋だったか、龍飛崎、斜陽館、十二湖、途中五能線を乗り継いで八郎潟、入道埼へというプランに、まずは一度行って見ておくということで乗ってみようか、としたあたりから、続けざまに利用することになってしまった。
 バスツアーとは違うが、九州を旅したとき、観光バスはなかなか侮れないものだと思ったことがある。長崎まで用事があって出かけた後、せっかくだからどこかへ寄り道しようと考えた。だが、ろくなプランも立てられないままに観光案内所に行ってみると、1日目に雲仙から熊本へ(熊本では自由行動)、2日目は阿蘇を抜けて大分まで、というコースを走る観光バスを発見したのである。ものは試しと乗り合わせてみると、乗客は定員の半数程度で座席は余裕たっぷり、なかなか充実の旅行となったのである。(なお、大分からは路線バスを利用して臼杵まで行き、もう1泊して石仏群を見た。)
 思えば、20代の頃のように、大まかな行き先だけ決めて宿も次の日の行き先も着いてから、というような旅はなかなかしづらくなっている。ツアーに参加するとなれば、必ずしも行きたかったところばかりがコースに組まれているとは限らないが、自分でプランを立てた場合、同じだけの箇所を同じ日数で回れるかといえばそうはいかない。
 今のところ、主な目的は写真撮影で、1カ所あたり60分から90分は時間を取ってくれるから、適当な撮影スポットを探し、他の客の後ろ姿だけを撮らなければならないようなシャッターチャンスを外して撮影に専念できる自由と余裕はある。そんなわけで、まだまだバスツアーの利用は続きそうである。

 と、前置きが長くなってしまったが、今回参加したのは「信越5つの秘境めぐり」の旅。限定車両のタクシーやマイクロバスに乗り換えないと行けないのは確かながら、秘境といわれると?の感はぬぐえない。まあその話はおいおいとして、今回は参加者が少なく定員49人のところ18人のツアーということで、まずは乗り物はゆったり座席を独り占めという幸運にめぐまれた。

 最初は長野県大町市の高瀬ダム。信濃川水系高瀬川には下流から大町ダム、七倉ダム、高瀬ダムと三つのダムが建造されている。七倉ダムまでは大型バスの乗り入れが可能であるが、その先は限定車両以外の一般車両は乗り入れが禁止されており、予約したタクシーに乗り換えないと行けない。(徒歩であれば可能だが、ゲートを通過する必要はある。)
 七倉ダムからタクシーに分乗し7kmほど走り、5つの折り返しを登りながら高瀬ダムの頂上に到着する。写真は高瀬ダムの下流側。
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 七倉ダムと高瀬ダムはロックフィル方式といい、湖水に埋没した部分から採取した岩石や砂礫を利用して作られている。七倉ダムは高さ125m、高瀬ダムは176mで黒部ダムに次いで日本第2位の高さであるということだ。
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 高瀬ダムのダム湖側。この水の色は、花崗岩に含まれる長石の結晶が粘土化したものに硫黄の粒子が混ざり合って、このようなエメラルドグリーンになったそうだ。
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 堤体の北側のトンネル(400m)を抜けると吊り橋(170m)がある。写真は吊り橋の上からダム湖を望んだところ。
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 さらに1kmほど奥に進むと濁り沢の滝がある。名前の通り、岩の色と水の色が区別のつかないような滝。先ほどの吊り橋にも鉄砲水に注意の警告板が掲げられていたが、ここにも根こそぎになった大木がごろごろしていた。大水のときにはずいぶん激流になるのだろう。
 (本日はここまで。続きは次回に。)
by yassall | 2013-07-29 01:42 | 風景 | Trackback | Comments(2)