28日、国立近代美術館で開催中の「福沢一郎展」を見にいきがてら、九段下から北の丸公園付近を歩いた。前回の上野では不発だった桜を撮ろうとの算段だった。残念ながらこの日も曇天。開花状況も伝えられたような満開とは遠かったがせっかくなので何枚かアップする。
地下鉄新宿線の九段下駅を降り、地上にあがって最初に見えてくるのは牛ヶ渕側の桜。日差しがあるときは緑に映えてもっと華やかなのだがどこか枯れたたたずまいである。
田安門から牛ヶ渕を見下ろしたところ。菜の花の黄色が加わるのはもう少し日数がかかりそうである。
それでも田安門付近はこの人出。盛りのころから比べればまだまだ少ないが。
こちらは千鳥ヶ淵側。何艘もボート客が漕ぎ出している。時季の終わり間際の花筏も見応えがある。
絵作りをしてみようと思うがどこか寒々しい。
北の丸公園の中。桜の時期はユキヤナギの時期でもある。こちらは今が盛り。園内にも花見客があちこちでシートを広げていたが時折冷たい風にあおられて砂ぼこりが舞っているのが可哀想だった。
早々に園内を抜け、美術館に向かう。
帰りは東西線竹橋駅から飯田橋で有楽町線に乗り換え。お堀端側の竹橋駅入口の枝垂れ桜は健在だった。この日の撮影機材はTX1。前日まではEM10を持ち出す予定でいたが、天候等をみて軽装を優先した。TX1だと換算で250mmまで寄れるのでこの日のようなロケーションには向いているのである。