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大阪・神戸の旅③

 三日目の朝となった。昨夜はとくに何も予定がなかったので、早々に床についた。7:00には1階のラウンジで朝食をとり、朝の散歩としゃれこんだ。
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 旧居留地街を歩いてみようということである。すれ違う人は職場に向かうビジネスマンらしく、少々気が引ける。旧居留地38番館などとプレートが貼ってある。朝日の中のビル街ということで、写真としてはあまりよい条件ではない。
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 神戸市立博物館。旧居留地13番地跡に建てられた横浜正金銀行の外観を残して博物館として開館したとの説明書きがある。改装のため閉館中だった。
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 新旧の建築が混在しているのだろうが、統一感があって気持ちがいい。
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 こんな電話BOXがあっても何となく似合ってしまう。つまり異国情緒ということか。同じ港町でも博多のようなアジアのにおいがぷんぷんするのとは違う。(博多は博多でエネルギッシュな良さがあるが。)
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 9番館とあった。
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 商船三井ビル。1922年建築。
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 この朝もメリケン波止場前交差点まで来てしまう。対角線にあるのは神戸郵船ビル。厳密には旧居留地の外なのだそうだ。
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 メリケンパークに入る。フイッシュダンス、何度見ても非日常感がある。
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 今日は順光なのでよく写る。ポートタワーの右の建物は海洋博物館。
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 この客船は昨日は停泊していなかった。昨夜のうちに接岸したのだろうか。
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 少し絵づくりらしいことをしてみる。
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 ホテルに帰り、一息ついてから身支度を調えた。受付の人からは元町で乗車し、三宮で乗り換えをすすめられたのだが、それほどの距離でもなさそうだったので地下鉄県庁前駅まで歩くことにした。この兵庫県公館を見ておきたかったからでもある。もともとは1902年に4代目の県庁として建てられ、戦後2度の修復をへて現在にいたるとあった。
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 敷地の中を通過させてもらう。正面の教会のすぐ左に地下鉄の入り口があった。線名は西神・山手線。その名にウソ偽りのないことを後で思い知ることになる。
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 新神戸駅まではものの5分ほどだっただろうか。新幹線乗り場になるべく近いコインロッカーを探し着替えや旅行グッズなどの荷物を預ける。持ち歩きの荷物をどの程度に収めるかに悩んだのは、行路が坂道だらけだということが分かっているからだ。結局、折りたたみ傘を抜いただけで、リュックの中味はあまり変わらない。
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 史跡三本松の見えたあたりからが北野異人館街である。坂道のレベルが一段か二段上がる。朝霞に膝折という地名があるが、本当に膝が曲がるかと思った。
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 詳しい区別が分からないのだが、異人館と伝統的建造物とがあり、それぞれ公開・非公開の別がある。
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 ガイドマップにはプラトン装飾美術館(イタリア館)とある。
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 さらに上っていくと坂の上異人館・北野外国人倶楽部が並んでいる。北野外国人倶楽部の鉄門に掲げられた掲示板を読むと、「北側斜面が崩れ、安全を保つことが難しいため、一部の異人館を休館させていただきます」とある。掲示板の新しさからみて先に西日本を襲った集中豪雨のためなのだろう。中国地方の山々は花崗岩で出来ているので崩れやすいのだと、つい先日教えてくれる人がいた。
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 しばらくは水平方向の移動なので楽ちんである。山手八番館。
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 うろこの家。一番見たかった建物。期待は裏切られなかった。右の塔のある建物が本来のうろこの家。左の塔は後から建てられたうろこ美術館である。
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 したがって、こう見るのが正しいようだ。
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 二階からはるかに神戸港を望む。
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 隣の美術館から塔の尖端を写す。なかなか絵になるではないか。

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 風見鶏の館。隣が北野天満神社で、境内の坂を登っていくと、風見鶏の館を見下ろしながら神戸港を望む絶景スポットがあると後で教えてくれる人がいた。実は自分でもねらってみたい構図だったが、天満宮にそのスポットがあるとは気づかなかった。
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 萌黄の館。
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 庭へ回ると阪神・淡路大震災で崩れ落ちた煙突が残されていた。
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 トーマス坂を下りる。途中でソフトクリーム(最近はジェラートとかいうらしい)を食べたり、コーラを飲んだりした。もう一度上れといわれてもその勇気は生まれてこない。
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 異人館通りに出て三本松方向へもどる。洋館長屋等をみながら余韻を楽しむ。
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 昼食と涼を求めて入店したのが1階のカフェ。なかなかしゃれたお店で、美人で活発そうなお姉さんが出迎えてくれた。汗にまみれた私をみてクーラーの効く席に案内してくれたり、扇風機をそばに置いてくれたり、どうぞ涼んでいって下さいと、気さくに話しかけてくれる。カレーとコーヒーを注文したが、私もコーヒーを飲み終わったらすぐに店の外へ出るという気力はなかっただろう。件の風見鶏の館の絶景スポットを教えてくれたのも、このお姉さんである。
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 店を出るときに「これからどちらへ」と尋ねるので、ついことばを濁してしまったが、もう1カ所教えてもらった布引の滝へは行ってみることにした。時間がまだあるのと、新神戸駅から近いことが理由だが、住宅地を離れてほどなく出現したのはこの坂道だった。
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 15分から20分ほど歩いただろうか、新幹線の駅からほど近いというのに、このような滝が見られるというのはさすがに六甲おろしの土地柄である。
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 滝の全景。
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 山道を下っていくと、先の雄滝に対して雌滝へといざなう立て札があった。せっかくだから寄ってみる。手前の堰は人工のものだが、こちらもなかなか壮観である。
    ※
 新幹線は16:26発のチケットを確保していた。16:00には駅にもどり、汗が引くのを待ってTシャツだけ着替える。昔、夏の京都を歩いた後で新幹線に乗って以来、そうしている。こうして大阪・神戸の旅を終えた。山陽新幹線で尾道まで足を伸ばそうかとも考えた。広島は西日本の豪雨の被害がもっとも激しかった県である。尾道がどうかは不明だが、観光気分にはならなかった。なぜ有馬温泉へ立ち寄らなかったのだ、といわれるかも知れない。まあ、今回はこんなところで。(次回はないかも知れないが。)

 GM5+OL9-18mm、TX1

 ※おっ、今日は比較的すんなりとアップ出来た。やはり有料版にしたことで1Gの限度枠をクリアできたということだろう。1日目、かつて日高教・学校図書館政策委員会でまとめた『中間報告』をアップしておこうかと思っている、というような話をOさんとした。試してみたのだが、あまり上手く行きそうもない。伝をたどっていただければ、ファイルでならいつでも提供できる。また改めて投稿する。




by yassall | 2018-08-11 17:47 | 風景 | Comments(0)
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