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大阪・神戸の旅①

 7月30、31日の日程で全教・学校図書館学習交流集会が開かれた。私と同交流集会との関わりについては2014年8月に群馬で開かれた集会に参加したときの報告に書いた。Kさんから誘われたのは7月1日の9条の会の総会・学習会のときだった。群馬集会のときからでさえ4年も経っているし、Kさんとは違ってそもそも私は学校図書館職員が本業だったわけではない。新しい参加者も増えていることだろうし、私のようなものが同席することで違和感を感じさせることにもなりかねない。
 ただ、今年は大阪が会場で夜の交流会には日高教時代に面識を得たOBOGの人たちも参加するという。「それなら夜の交流会だけ参加するよ」ということで手配してもらうことにした。最初は宿も別にとるつもりだったのだが、要項には30室ほどシングルルームを押さえたとあったので、「もし余裕があったら」ということで参加状況を確認してもらった。最終締め切りを待ってから空き部屋があるとの連絡をいただき大阪での宿を確保した。
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 大阪行きを決心したもうひとつの理由は、これを機会に大阪・神戸を回ってみよう、ということであった。実は大阪は初めてなのである。であるので、当日の参加受付もOさんに任せ、最初から気分は観光である。(現役であるOさんは過去の経緯から私にも学校図書館の現状を把握させたがっていたようで、分散会名簿にも私の名前が入っていた。なのにハナから観光気分というのもいい加減なものだと自覚はしている。ごっそりいただいた資料やレポートはきちんと持ち帰ったし、読み込んでいる最中なので勘弁して欲しい。)
 さて、写真は地下鉄の淀屋橋駅から地上に上がったところ。正面の淀屋橋を渡ったところが中之島で、右手のビルは大阪市役所である。御堂筋線一本で、新大阪からものの10分もかからず到着する。宿はここからほど近いセンターホテル大阪、大きい荷物だけあずかってもらい、さっそく街歩きに入ろうという算段である。
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 宿のすぐそばに緒方洪庵の適塾跡があるという。月曜休館ということだったが、ここにあったのだなということと雰囲気だけ知れればいいので、外観だけ写真におさめた。
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 心斎橋は淀屋橋から2駅である。道頓堀界隈が最初の目的地だが、御堂筋を南下していく途中にアメリカ村があるというので横道に入ってみる。昔はどうだったのか分からないが、今は近代的な商業ビルが並ぶ一角で、地元の人やら観光客やらでたいへんな人出だった。
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 こんなペインティングがされたビルもあった。
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 御堂筋から一本東に入った心斎橋商店街を歩いて行くと道頓堀川の戎橋に到着する。見覚えのある景色が広がる。
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 大阪では南北に走る道路を筋、東西に走る道路を道と呼ぶとのことである。グリコの看板が見える写真が戎橋の南側、こちらが今まで歩いてきた北側である。ともかく賑わいが一通りでない。
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 これが道頓堀川。宮本輝の小説を読んだときから一度来てみたかったのである。
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 道頓堀界隈にいる間にも何隻も水上バスが行き交った。
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 グリコの看板は対岸のデッキから撮るべし、とガイドブックにあったので、その通りにする。
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 ドンキ・ホーテのある大観覧車。乗ってみたら見晴らしがよさそうだったが、日差しが強く、中は蒸し風呂状態だろうと止めておいた。
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 さて、道頓堀ではグリコの看板ともうひとつ見なければならないものがある。くいだおれ太郎である。川筋から一本南側の道に入るがなかなか見つからない。
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 くいだおれビルは見つかるのだが、ポスターが貼ってあるばかりだった。
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 やはりあきらめない心が大切なのである(?)。先に発見したビルからさらに数軒先に中座くいだおれビルがあり、ようやくご対面となった。それにしても、肖像権侵害の心配はあるが、記念撮影のために人形の前に立つこの少年、どこかくいだおれ太郎Jr.の面影が……。
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 続いて法善寺横町を探す。ごらんのような細い路地であるが、昔の流行歌(「月の法善寺横町」)にあった板前修業の歌詞のせいか、両側にならぶ割烹料理店はどこかあか抜けて高級そうにみえる。
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 路地を入ったところには織田作之助の文学碑もあったりした。
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 これが法善寺。小さな境内であるが寄進者の氏名を刻んだ石柱には私も知るような著名人の名も連ねられており、大阪人の信仰を集めている様子が知れる。
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 法善寺は浄土宗のお寺であるから阿弥陀如来が本尊であるが、こちらの水掛不動尊の方で有名かも知れない。
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 阪神なんば線が地下を通る大通りを渡ると千日前の入り口がある。
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 こちらもたいへんな賑わいである。
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 千日前通をすすみ、なんば南海通と交差する先にあるのがなんばグランド花月である。
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 西川きよしに似せた着ぐるみが呼び込みの真っ最中である。この暑さの中、熱中症は大丈夫だろうか?
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 なんば南海通りを抜けたところにあるのが高島屋本店。心斎橋からなんばあたりを総称してミナミということになるらしい。
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 御堂筋線なんば駅の入り口。1駅分歩いたことになる。
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 淀屋橋駅までもどる。まだ時間があるので栴檀木橋から中央公会堂を望む。
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 中央公会堂も見ておきたかった建物だ。学習交流集会の会場にもなったらしい。宿からも近く交通の便も良い。
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 大江橋を渡りながら中之島を抜ける。遠方にかかる橋は水晶橋である。
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 さらに北上するとフェニックスタワーが見えてくる。交流会の会場はこのビルの27階にある燦というkitchen&Barである。階上からの眺望がすばらしく良かった。
   ※
 開会は18:30と聞いたが、汗まみれになったTシャツだけでも着替えたかったので、18:00には会場に入った。交流会担当の大阪の役員の方が先行して会場入りしていた。何人かは見知った人であった。1日目は何コースかに別れて各地で活動していたようである。三々五々、参加者が集まってくる。結局、開会は19:00ということのようだった。
 学校図書館職員部会では大阪が部長、埼玉が事務局長という組み合わせになることが多かった。歴代の部長であるMさん、Iさんの顔が見える。一番お会いしたかったのは政策検討委員会でご一緒したHさんである。最初お顔が見えなかったが、参加者の紹介コーナーで名前が呼ばれ、いらしていることが分かった。お元気そうな様子で安心した。大阪まで行ってよかったと思った瞬間だが、考えてみれば委員会が開かれている間、Hさんは毎回東京・麹町まで通って来られたのである。改めて頭の下がる思いがした。

 GM5+OL9-18mm、TX1



by yassall | 2018-08-09 00:17 | 風景 | Comments(2)
Commented by torikera at 2018-08-09 13:59 x
大阪の空気が伝わって来るような記事・写真でしたぁ
あらためてこんな風に紹介されるのも珍しいので楽しく見させていただきました(^.^)
Commented by yassall at 2018-08-12 16:05
コース変更でごたごたしてしまい、お礼が遅くなりました。そうなんです。大阪初心者なので、まずは観光スポットをできるだけ当たっておこうという旅だったのです。写真は完全に記憶の補完です。
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