人気ブログランキング |
<< 紅葉2017⑤森林公園 紅葉2017③諏訪峡・西福寺開... >>

紅葉2017④蒲生の棚田・美人林・椿寿荘・黄金の里・弥彦公園

c0252688_12145519.jpg
 ツアー2日目。蒲生の棚田(十日町市)は日本の里100選に選ばれている。今回のツアーで最も楽しみにしていた撮影スポットであったが、家に帰ってパソコンのモニターで開いてみて、もっともがっかりしたのがこの地での写真だった。
 全体にぼやけてしまっているが、プリントしてみると細部が解像されていないわけではない。当日はあいにくの曇天、パンフォーカスにしたかったのでf8をキープしていたためISO感度が上がり、大量にノイズが発生してしまったのが原因ではないだろうか? だとすれば、三脚を用いて低速シャッターに耐えるようにしなければならない。
c0252688_18132750.jpg
 色調も崩れていたのでいっそモノトーンにしてみたらどうかとフォトショップで色を抜いてみた。なんだか墨絵風といえなくもない(?)。最初からモノクロで絵づくりをねらうのも手かも知れない。
c0252688_12161195.jpg
 美人林は同じ十日町市にあるブナ林である。昭和初期、木炭にするために伐採され、一度ははげ山になったのだが、あるときいっせいに若芽が生えだしたのだそうだ。その後、杉林に変えたらどうかという話も持ち上がったが地主が拒否。いつしか野鳥の宝庫になったり、森林浴が流行したりするうちに観光客が集まるようになったとのことである。私はツアーに組まれていたことで始めて知ったが、思いがけない拾いものだった。
c0252688_12162570.jpg
 とはいえ、ただでさえ曇り空のところに暗い森の中だから写真にするのは難しい。
c0252688_12560908.jpg
 林以外には何もない。それでも、いつかまた来てみたいと思わせる場所であった。
c0252688_12170495.jpg
 椿寿荘(田上町)は豪農原田巻家の離れ屋敷。ただし、写真は母屋(?)の表門。公開されている離れはもう少し先の入り口から入る。
c0252688_00575334.jpg
 離れとはいえ、玄関は大名玄関、上段の間から三の間までに脇の間、さらに奥の間、奥次の間までついた、贅を凝らした造りである。座敷から主庭をのぞむ。露出が中途半端になってしまったのとホワイトバランスにも狂いがある。まあ、写真には記録の要素もあるので。(その後、補正をほどこして差し替えた。さて、どちらがよかったか。)
c0252688_12172243.jpg
 黄金の里(五泉市)は公孫樹の紅葉で知られる。その昔、慈光寺の住職が非常食として銀杏の実が得られるよう栽培をすすめた、というような逸話が残されているそうだ。黄葉はなかなかのものだったが、名前の通り広く里全体に植栽されているもので、バスの中からの観賞となった。バスの駐車場からは慈光寺への山道があるばかりである。
c0252688_12173285.jpg
 最後の訪問地は弥彦神社とそのご神体である弥彦山である。さすがに越後国一宮の風格がある。
c0252688_12174484.jpg
 参拝を済ませた後、ロープウェイで山頂へ。弥彦山は標高634m、東京スカイツリーと同じ高さである。
c0252688_12222058.jpg


 麓にいたころからポツポツ来だしていたのだが、到着するや山頂はごらんのような濃霧につつまれた。ツアーとしてはメインに位置付けられていたようだが、私はそれほどでもなかったので、午後から雨という天気予報がここまでもってくれただけでむしろラッキーという感じだった。つけ加えるとこの日は家に帰り着くまで一度も傘を差さずにすんでしまった。
  
 G8+12-60mm、ZR4000

 さて、ここからは自分のための覚え書きである。今回の撮影結果について納得がいかなかった理由を考えてみる。最初に考えておかなくてはならないのは、カメラという機械がその性能の範囲で作り出す画像と、ファインダーをのぞいていた人間の記憶との間の差異である。人間の目は明暗比や被写界深度をカバーしてしまう優れた特性がある(その反面、自分の関心の外にあるもの、見たくないものを無視してしまうという弱点もある。画像を見てみたらトイレの看板に気づかず人物写真を撮っていた、というようなケースである)。カメラの性能を知り、自分がみているものがカメラにはどう写るかを意識しておかなくてはならない。
 その上で、
①今回、パソコンを新調し、今までと違うモニターで画像をチェックした、というのは大きいと思われる。フルHDではあるが15.6inchのノートパソコンではやはり作業がしにくく、もう少し大きい画面だったらなあ、といつも感じていた。HDMIケーブルでTVとつないでみたり、いっそモニターだけ新調しようかと考えたりしたが、どうにも行き詰まっていた。そこへ、近所で開店したJoshin電機のチラシにほぼ条件にピッタリで、しかも格安のパソコンが掲載されていたのである。
 条件というのはオールインワンのデスクトップでモニターは21.5inch程度まで、そして最大の決め手はノングレアであることだ。このノングレタイプの製品が国産ではなかなかないのである。17inchのノートパソコンも候補にあげてみたが、見つかったのはHPの製品だけだった。また、ノングレタイプのモニターは事務作業用に作られている場合が多いとのことで、それらは写真を見るにはあまり適していないのである。
 新調したのはlenovoの製品で、CPUがcorei3なのは現有のノートのi7より非力になるが、メモリーはJoshinの特別仕様で8GBに増設されており、私の使い方ならまず不足はないだろうと踏んだのだ。届いたのが5日の日曜日。1日半であわてて最低限のセッティングだけして旅に出た。
 そんなわけで、画像をチェックしていてガッカリしていたとき、真っ先にモニターの性能を疑ったのある。おかしいなあ、USBメモリーを持ち込んで画像をチェックさせてもらったはずなのになあ、でも確かに暖色傾向が強かったかなあ、「格安」に惑わされてしまったかなあ、などとすっかり落ち込んでしまったのである。

 その後、同じ画像を前機種のノートパソコンでも確認したり、過去の画像を閲覧したりしているうちに、これはそうでもないぞ、という気になってきたのである。画面が大きくなった分、アラも目立つようになった、というのは確かにある。また、フルHDとはいえカメラ側の作った画像を十分に映し出しているかというと、その点でも疑問が残る(実際、少し拡大してみた方が画像が鮮明になることが多々ある)。それらを頭に入れつつ、理由は他にもありそうだと考えたのである。

②撮影技術の問題としては手ぶれ機能への過信というのが考えられる。フィルム時代にはそんな機能のついたレンズやカメラはなかった。その分、しっかり脇をしめてかまえるなどの基本があった。もう一度基本を思い出すべきである。
③過信といえばAFにもある。AFになってからは一眼レフのスクリーンマットだって当てにならなくなった。せめてピンポイントAFを多用すべきである。
④紅葉を撮るためには普段以上に細密な描写が必要となる。カメラの性能の限界はあるが、f値の選択、露出の決定、シャープネスやコントラストの設定などを研究する必要があるし、様々な値で枚数をかせいでおくことも心がけたい。
⑤赤色はとくに色飽和を起こしやすい。まだ上手く対処できていないのだが、露出を工夫してみるしかないのだろう。
⑥天候による光線条件だけはいかんともしがたい。それでも記録として撮っておきたい写真と、作品作りのための写真との区別は割り切って考えるしかないだろう。

というようなことを、ブツブツと考えさせられた撮影旅行だった。


 





by yassall | 2017-11-11 16:20 | 風景 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://sakurago.exblog.jp/tb/28235013
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 紅葉2017⑤森林公園 紅葉2017③諏訪峡・西福寺開... >>