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『ぱっちわーく』終刊号

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 『ぱっちわーく』は「全国の学校図書館に人を!の夢と運動をつなぐ情報交流誌」というサブタイトルをもつ。創刊は1993年5月、以来20余年にわたって刊行されてきた。1年前に予告があったが、その終刊号が届いた。
 発行同人に名をつらねているのは北海道から沖縄まで、現職の学校司書や地域で学校図書館運動にたずさわっている人、文庫の会の方々など20数名をかぞえるが、実務は全国でもいち早く全校配置がすすんだ岡山の学校司書の方々が中心になっていた。
 どなただったか、一度事務局を担当なさっている方のお話を聞く機会があった。「この全校配置のとりくみが全国に広がらなくては、岡山市の成果も維持できない。その信念から続けている」というようなお話だった。毎月、いかにも手作り感がただよう冊子が送られてくるたび、その努力には頭の下がる思いでいた。今回の終刊も実務を担当するための個人的な条件にどうしても困難な状況が生じたためだという。惜しまれる気持ちはつのるが、さまざまな運動にあたって、その大事なところを一人一人の決意が支えていたことを実感する。
 1997年の学校図書館法「改正」があったとき、『ぱっちわーく』は他に先がけて『資料集』を発行した。法改正をどう受けとめ、考え、次の方針をどう立てるか、という課題に直面したとき、どれほど力になってくれたか分からない。皆で集まって学習会や会議を開くと、参加者の誰もがその『資料集』を携えていたことは今も記憶に鮮明である。
 一度だけ、私も埼玉の学校図書館法改正運動のとりくみについて原稿を書かせてもらったことがある。そのとき、原稿料代わりにいただいたテレフォンカードは記念にとっておいたから、探せばどこかにあるはずだ。
 編集後記には「『ぱっちわーく』は終刊しますが、事務局のメンバーはこれからも学校図書館の充実にむけ、各々ができるかたちで関わっていきます。」とある。『ぱっちわーく』が全国に発信し、種をまき、育てた芽はこれからもあちこちで根をはり、枝葉を伸ばし続けていくことだろう。

by yassall | 2017-03-19 15:16 | 学校図書館 | Comments(0)
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