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ありすとてれす しんねんかい

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 28日、東京ノ温度第三回公演「ありすとてれす しんねんかい」を見てきた。今は葉山美侑ことみかわ屋から出演情報があったのだ。
 作・演出は川島広輝(劇団マカリスター)。東京ノ温度は川島が2016年に立ち上げた演劇企画ユニットで、現代社会の「温度」をテーマに、ワンシチュエーションコメディをコンセプトにしているという。以前、別の公演で目にとまった葉山に川島からオファーがあったとのことである。主役・佐々木てれす役での抜擢である。
 ストーリーは、猫カフェに現れた謎の来客によって、登場人物たちが「不思議の国のアリス」をベースにしたスマホのゲームアプリの中に引き込まれてしまう、というところから展開していく。ゲームは自ら設定を改変させ、AIの進化によって成長をとげたアリスは「合理的」で「完全」な世界を求め、「感情」や曖昧な「人間性」はつぎつぎと否定され、削除されていく。何とか裁判にまで持ち込んで「合理」と「感情」が対決していく。悪戦苦闘の末、無事現実世界に戻ってくるが、最後になって意外などんでん返しが用意されていた。
 芝居としてはそう尖った内容ではないし、ややもすると高校演劇でもとりあげられそうなモチーフだ。だが、シンギュラリティ(技術的特異点)などという(私としては)耳新しい用語も飛び出し、現代社会で進行しているAI化の波を敏感かつ深くとらえていると感じた。コメディとして作られているから、もちろん軽さを大事にしているが、上っ面だけを追ったのではない風刺精神を感じた。
 葉山は主役として芝居を支えていく責任感と意気込みが伝わってくる演技だった。芝居のテンポを作り出せていたし、柔らかい演技が出来ていた。こうしたユニットに入り続けて行くというのもチャンスに恵まれないと難しいのだろうが、また新しい段階へとステップアップしていって欲しい。
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 小屋は新大久保のホボホボ。新大久保には何回か足を運んだことがあるし、韓国料理店で集まりがあったこともある。ただ、これまでは目的地に向かってすぐ路地に入ってしまったりしていたのだが、今回初めて駅前からのメインストリートを歩いた。土曜日ということもあってか大変な人出で、東西さまざまの異国人とも行き交った。どの店も繁盛している様子で、活気がみなぎっていた。なかなかエキサイティングな街だと思った。

[公演情報]
東京農大三高・東北復興支援チャリティー公演「ロボむつ&もしイタ」
 「翔べ!原子力ロボむつ」と「もしイタ~もし高校野球の女子マネージャーが、青森のイタコを呼んだら~」の2本立て。
 日時:2月19日(日) 開場14:30 開演15:00 終演17:30。
 会場:吉見町民会館フレサよしみ チケット、500円(200円は復興支援金として寄付予定)
 問い合わせは090-4020-2777(顧問・藤橋)まで。

新座柳瀬高校・関東キャスト最終公演
 新潟の関東大会で最優秀賞と脚本賞をダブル受賞した「Love&Chance!」。関東に出演した3年生キャストはこれが最後。
 日時:3月25日(土) 開場14:30 開演15:00 
 会場:三芳町文化会館コピスみよし 入場無料(カンパの要請あり)
 問い合わせは新座柳瀬高校048-478-5151(担当・むねすえ)まで。 

by yassall | 2017-01-30 01:13 | 日誌 | Comments(2)
Commented by とうきょう りゅう at 2017-01-31 00:53 x
チャリティー自主公演を紹介していただき、ありがとうございます。現在、インフルエンザの猛威の中、稽古に邁進しております。お時間ございましたら、おいでください。
Commented by yassall at 2017-02-03 16:36
「もしイタ」は新キャストになりますか? 楽しみにしています。
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