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劇団「昴」研修生修了公演に出かけてきた

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 昨年、JOKO演劇学校を修了し、劇団「昴」に研修生として残ったキナコこと広瀬和が出演する修了公演に出かけてきた。会場は池袋「スタジオ空洞」(写真)である。
 演目は7本。三島由紀夫「近代能楽集 邯鄲」、別役実「死体のある風景」、モリナール・フェレンツ「リリオム」、ウィリアム・サローヤン「おーい、救けてくれ!」、ハロルド・ピンター「ヴィクトリア駅」、ニール・サイモン「弱き者、その名は…」、シェイクスピア「マクベス」である。
 7本を3時間半でいっきょに上演してしまおうというのだから、ほぼサワリのところだけをハイライトで演じるという形態ではあったが、作家・作品たちに対する興味もあり、それでもけっこう楽しめた。
 私の演劇とのつきあいは高校演劇に関わるようになってからで、学生時代はアングラ演劇の全盛期だったから佐藤信の黒テントを面白いと思ったり、社会人になってからはさる劇団に知り合いが出来て、チケットを買っては見に行ったりということはあるものの、本格的な演劇、とくに海外作品とは縁が遠かったのだ。
 肝心のキナコは3本目の「リリオム」に出演。主人公の男女二人の出会いのシーンを切り取った部分のみの上演で、しかもキナコはヒロインの友人という脇役を割り当てられており、キナコを目当てに見に行った側からすると、少々消化不良の感は否めない。(それぞれのチームに指導者がついてのことだらか、演技については今回はとやかく言わない。)
 準劇団員として研修生の段階から新たに加わったのか、昨年のJOKO演劇学校の修了公演では見覚えのない顔ぶれも混じっていた。それらの人たちも含め、全体の印象としては、1年間でずいぶん役者として力をつけたと感じた。
 今回の公演は「試演会」という位置づけなのだそうで、劇団員として残れるかどうかの査定もかねているとのことだ。それで入場無料ということになっているらしいが、演者たちにとっては緊張の3日間だろう。
 うむ。負けるな、キナコ!

 

 

by yassall | 2015-01-18 01:52 | 日誌 | Comments(1)
Commented by torikera at 2015-01-18 11:04 x
演目リストを見たとき えっこんなに?!とびっくりしましたがハイライトなんですね(^_^)ゞ 卒業生の活躍を応援したいですね!(^^)!
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