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デジカメ事始め・その1

 カメラ談義コンデジ篇である。デジカメ事始めと題名をつけてみた。デジカメについては現在進行形というところがあるので、この先どう続けられるかは不明だが、使い始めのころがどうだったのか一度振り返っておくのも悪くないと思ったのだ。

COOLPIX885
 一眼レフも各社から出はじめていたが、まだまだ早いと思っていた。そこで、初めて買ったのはNikonのコンデジタイプCOOLPIX885である。300万画素を超えたら買ってもいいかな、と考えていたのだが、前モデルの880よりかなり小型化したことから購入に踏み切った。
 買ったといっても、まだ写真を撮る道具とは考えていなかった。新宿のニコンプラザで話をしていたとき、これはバスの時刻表をメモにしておくような使い道がいいのではないか、というようないい方をNikonの社員がしていた。(もちろんこれはフィルムカメラの完成度と比較してデジカメはまだまだ開発途上だという意味での発言であろう。)
 COOLPIX885の発売は2001年10月。下のサンプル写真を撮影したのが2001年12月だから、発売とほぼ同時に購入したのだろう。

デジカメ事始め・その1_c0252688_15533834.jpg

 写真は長崎のハウステンボス。9.11の関係で沖縄修学旅行が中止になってしまい、急遽長崎へ修学旅行に行くことになった。その下見に出かけたときに携行したのである。ケーブルでつなげばTV画面で見られるところから、打ち合わせの際に情報を共有するのに便利だろうと考えた。
 記録媒体の容量しだいで、枚数を気にせず記録できるところも、そうした使い道には適していた。だが、1/1.8CCDという撮像素子はコンデジとしては大きい方だと思うが、300万画素ではまだまだ解像度はもの足りなさ過ぎた。この写真ではそうでもなさそうに見えるが、少し拡大するとたちまちジャギーがあらわれる。画質もいわゆる塗り絵だった。

  (1/1.8CCD3.2メガ、95×69×52mm、225g)

COOLPIX5400
 そんなわけで、あまり出番のなかった885を下取りにして入手したのがCOOLPIX5400である。(発売は2003年。購入もその年である。)

デジカメ事始め・その1_c0252688_15541936.jpg

 この機種についてはNikonも相当に気合いを入れて作ったのではないだろうか? まずはレンズである。885は38-114mm(35mm相当、以下同じ)3倍ズームであったが、5400は28-116mm4倍ズームで8群9枚構成のうち非球面が2枚、Nikon自慢のEDレンズが1枚使われている。たぶん28mm始まりのズームは他社に先んじていたのではないだろうか? コンタックTVSのときに書いたが、28mmと35mm前後とでは表現力がまったく異なる。

デジカメ事始め・その1_c0252688_15543582.jpg

 軍艦部もなかなかいかめしい(液晶モニターは1.5型13.4万画素と今とはとても比べものにならないほど小さいが)。もちろんMASPは選択可能、電源として専用のリチウム充電池の他に2CR5タイプの乾電池が使用可能というのも安心感があった。さらにボディ外装はマグネシウム合金ということで、買ったときは長く使おうという気持ちで買ったのである。

デジカメ事始め・その1_c0252688_15525928.jpg

 ところが、実際に使ってみると?という感じるときが多かった。期待値が高すぎたということがあるにせよ、これでEDレンズ?といぶかしく思ったことも一再ならずあった。ただ、私自身がデジカメの特性に不慣れだったせいもあるかも知れない。ホワイトバランスなどというのはまったく未知の分野であった。ともかく、さあ写真を撮ろう!というときは、まだまだフイルムカメラの方を持ち出していた時期だったのある。

デジカメ事始め・その1_c0252688_20230981.jpg
 最初の沖縄修学旅行にも携行した。転勤後だったが今度は実現できたのだ。

  (1/1.8CCD5.1メガ、108×73×69mm、320g)


by yassall | 2014-07-16 15:57 | カメラ談義 | Comments(0)
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