一般的にいってカメラも大型になるほど高性能になるのは確かなことだろうと思う。登山に出かけて山の写真を撮るにはカメラは小型の方がいいと普通は思う。可能な限り装備を軽量にするためには当然である。だが、精密な山岳写真を撮るためには大判でなくてはならないとし、カメラ本体はもちろん、重量級の三脚を担いで平然と山に向かう写真家もまた多い。 さて、前置きが長くなったが、カメラ談義をどこから始めようかと考えた末、いわゆるサブカメラから話題にしてみようと思う。 XAは1979年の発売。私は自分が買ったことのあるカメラのパンフレットはすべて保存してあるのだが、そこには「凝縮されたメカニズムのハイテクニカルオート。だから、一眼レフのサブカメラ。プロの休日カメラ。」なる宣伝文句が書き込まれている。少々大げさだなと思うのだが、姉妹機のXA2がゾーンフォーカスであるのに対して二重像合致式一眼連動距離計を備え、露出制御も絞り優先式AE、切り換えレバーで+1.5EVのワンタッチ逆光補正も可能という凝った内容だった。(露出補正ダイヤルはついていない。自分で調整したいときはASA感度設定を変更すればよいのである。) ストロボは別売。A11とA16があったが、ガイドナンバーが少し大きいA16を選んだ。その当時の高感度フィルムはASA400程度でも役に立たなかったのでそうしたのだが、実際にはあまり使わなかった。 (102×64.5×40mm、225g)
※ASAはフィルム感度をあらわす数値。今はISOというが、当時の言い方にならった。 ※35mmフイルムをカメラで使おうという試みはライカ以前からあったとのことである。それでもライカ判と呼ばれるのはカメラとしての完成度が高かったからに違いない。 ※ズイコー(Zuiko)は、オリンパスのカメラレンズのブランドである。ズイコーは「瑞光」から来ているのだろう。他社がニッコールとかフジノンとかヘキサーとか命名したのと比較するとずいぶんと古式ゆたかな名前である。なお、ミノルタのレンズ名がロッコールなのは六甲山から来ているというのは最近になって知った。
by yassall
| 2014-02-01 02:38
| カメラ談義
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